ひきだし

あのこと呼ばれているものは、何なのか

第1163話まで読んで書いています

巷では おっきい討伐の相手巨大キメラ と呼ばれています(作中に出てくる語ではありません)

先に結論このサイトの読み

  • 公式が商品の名として使っている。どの者を指すかも、告知に引かれた声から絵にたどりつける
  • 画面での向きが入れ替わっている。はじめは囲まれて逃げる側で、一年後には追いかけて遊ぶ側になる
  • 一ひきとして語られているが、同じ姿のものが何びきもならぶ回がある

この記事で、まだわかっていないこと 3

大きな白いものが出てくる回がある。 事実(第228話)

額に橙の三角がひとつ、目はうずまき、つめは橙、尾は緑の縞になっている。 三人が棒を持って、まわりこめー、と言いながら囲む。

名前は、公式の商品から引ける

この姿を何と呼ぶのかは、絵の中に出てこない。 無いという事実

出どころは外にある。 公式が、この呼び名で商品を出している。 事実(2024年1月5日の告知) そのときの告知に、まわりこめーーっ、が書きそえてある。

同じ声が、上の回の絵にある。 事実(第228話)

どこ出かた
公式の商品名ぬいぐるみ、ソフビ、ガシャポン、ショルダーバッグ
単行本の章の題第4巻7章「あのこ」/第7巻11章「あのことでかつよ」
作者の言葉映画のインタビューで、セイレーンの見た目について 事実(映画公式サイト)
絵の中の字・ふきだし出てこない 無いという事実

こちらが取れている公式の告知では、この呼び名が八回出てくる。 いちばん古いのが2022年1月で、ハッシュタグにもなっている。 ただし告知は各アカウント百件ほどしか取れていないので、これで全部ではない。

考察/ここまでで言えること

この呼び名は、読む人が付けたものではない。

商品の名にも、章の題にも、作者の言葉にも出てくる。 それでいて、画面の中では一度も呼ばれない。

呼ぶ声が作中に無いまま、外側だけで名前が通っている。

向きが、入れ替わっている

同じ姿のものを順に並べると、置かれかたが変わる。

はじめは、囲まれる側だ。 事実(第228話) 棒を持った三人に、まわりこめー、と囲まれる。

四か月後も、追われる側にいる。 事実(第325話) 灰色の小さいものたちが武器を持って追いかけてきて、 あぁーん、と声を上げて逃げ、草の上に倒れる。

一年二か月後、向きが逆になる。 事実(第593話) 同じ灰色の小さいものたちへ、自分から飛びかかる。 逃げろー、と言われる側に回っている。 事実(第596話) そのあと、つかまえたものをお手玉にする。

考察/もう少し先まで読むと

追われる側から、追う側へ動いている。

この作品で、同じ者の立ち位置がここまで入れ替わる例は多くない。 仕事を渡す側と受ける側は固定されているし、級は上がっても仕事は変わらない。

ここだけ、囲まれる側と囲む側が入れ替わる。 変わり目の回は出てこない。 無いという事実 逃げていた回と、追っている回が、一年二か月はさんで並んでいるだけになる。

聞かれても、答えない

黄色いたてがみの者と並ぶ回が四つ続く。

その者が聞く。とられちゃったの? からだ……。 事実(第594話) 首を横にふる。

次の回でも聞かれる。ヤじゃないの。 事実(第595話) 返ってくるのは、草をはう虫に酸を吹きかける場面だ。

三年半あと、同じ相手が眠れないことを話す。 事実(第891話) 寝るのヤなんだァ、と言う。目が覚めたとき、全部夢だったのかなと思って、 そうではないと分かってがっかりするから、と続く。 聞いている側は、その途中で眠る。

一ひきではない

ここまでは一ひきの話として読める。読めなくなる回がある。

同じ姿のものが、並んで出てくる。 事実(第1000話) 額の橙の三角も、うずまきの目も、橙のつめも同じものが、 画面に入りきらないほどならんで、黒いものを手にしている。

考察/いちばん先まで読むと

呼び名は一つだが、姿は一つではない。

商品の名も、章の題も、ひとりを指す言いかたになっている。 画面では、同じ姿のものが何びきもならぶ。

そうすると、上で並べた向きの入れ替わりも、読みかたが二つになる ── 同じ者が変わったのか、別の者が同じ姿で出ているだけなのか。

どちらでも、並んだ回の説明はつく。作品はそこを分けていない。 無いという事実

よく言われている説

巷では、この者を討伐の相手として語ることが多い。 巷の説 友好的なふりをして近づき、あとで襲うたぐいのもの、という説明が付く。 巷の説

もとは住人で、姿が変わったのではないか、という読みも広く語られる。 巷の説 そこから、黄色いたてがみの者と対にして並べる読みが出てくる ── 片方は元の姿に戻りたがっていて、こちらは今の姿を気に入っている、という形だ。 巷の説

合わないところ

対にして並べる読みには、通らないところが二つある。

ひとつ。今の姿を気に入っている、と言った場面が無い。 無いという事実 画面にあるのは、聞かれて首を横にふるところまでになる。 事実(第594話) 嫌ではないのか、と聞かれたときも、答えずに別のことをしている。 事実(第595話)

ふたつ。対にすると、ならんで出てくる回が説明できない。 事実(第1000話) 対は一対一の形なので、同じ姿が何びきもいると崩れる。

ここから先は推測

はじめて出てくる回が、討伐の相手だったことに引っかかりが残る。

この世界の討伐は、相手が何なのかを言わないまま進む。 札に名前が書かれることも、倒したあとに正体が出ることもない。

そこへ、外から名前が付いた。商品にも、章の題にもなった。 画面で呼ばれないまま、外側だけで名前が通っているのは、 討伐という仕事の描かれかたと、向きがそろって見える ── 中身を言わずに、指す言葉だけが先に立つ。

支える材料は薄い。ほかの討伐の相手に呼び名が付いたかどうかを数えていないし、 名前が先か姿が先かも、こちらからは決められない。

よく言われるが、確かめられていないこと

この者ともう一方が、同じたぐいのものなのかどうか。 巷では対にして語られるが、そう示した場面は出てこない。

アニメでの扱い。回の題まで巷には挙がっているが、こちらはアニメを見ていない。 巷の説

まだわかっていないこと

  • 同じ姿のものが何びきいるのか。並ぶ回が出てきたので、一ひきの話として読めなくなった

    絵を開いた 事実(第1000話) 数えられない。第1000話に三ひき以上ならぶが、画面に入りきっていない。手前と奥で大きさも違う。同じ者が増えたのか、もともと同じ姿のものが何びきもいるのかも分からない

  • はじめに出てくる回が、どの章に入るのか。単行本第3巻10章の題が「おっきい討伐」で、その章にはいま1話しか入っていない

    確かめる道が無い 事実(第228話) 決まらない。四回とも絵を開いて一続きだと確かめたが、そのうち三回はページ数の比で次の章へ割りあててある。あれは暫定なので、こちらへ移すと暫定を確かめたものに格上げすることになる。本を開くまで動かせない

  • 囲まれる側から囲む側へ、どこで入れ替わったのか。あいだの回が出てくれば、向きの変わり目が決まる 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 本文の「こちら」は、このサイトのことです。作品に無いことと、こちらが見つけられないことを分けて書くために使っています。
  • 「先に結論」に置くのは、このサイトの読みだけです。事実は本文に書きます。読んだ人が最初に要るのは、材料ではなく、こちらが何を読んだかだと考えています。
  • 「事実」と書けるのは、絵か公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • 探しても出てこなかったことは「無いという事実」と書きます。これも事実です。どこまで探したかは本文に書きます。
  • ファンのあいだで語られている説は「巷の説」と明示します。
  • こちらが読んだことは「考察」と書きます。事実と混ぜません。画面でも、考察の印だけを塗りつぶしにしてあります。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確かめた」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく言われるが、確かめられていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから先は推測」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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