討伐の番号は、誰が管理しているのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
数を出す者も直す者も、画面に入らない
- 出るのは順番、出ないのは量になる
- 量を書くと、世界の大きさが決まる
- 順番だけなら、輪郭を決めずに動く
- 前を指すのは、番号だけになる
この世界では、番号がきちんと動いている。
お主は3位、という文字が出る回があり、23の数字と黄色い1の字がならぶ。 事実(第587話) 催しでは、緑の椅子に十五番の札が置かれる。 事実(第853話) 出し物には番号がふられていて、人形劇が八番になっている。 事実(第854話) 合格者の紙には93と書かれていて、はじめの時と同じ番号だ、と言われる。 事実(第1045話)
いっぽうで、出てこない数がある。値段(最初期の料金表の一回をのぞく)。キャラの数。広さ。距離。年齢。日付。
| よく出る | 出てこない |
|---|---|
| 級、順位、番号、倍率 | 値段、キャラの数、広さ、年 |
考察/ここまでで言えること
出る数と出ない数は、細かさで分かれていない。種類で分かれている。
出るほうは、どれも順番か、位置を示す数になっている。 出ないほうは、量を示す数だ。
これは偶然の並びには見えない。 値段は絵に描きやすく、キャラの数は数えやすい。描きにくいから出ないのではない。 出ると困るものだけが、そろって出ていないことになる。
画面の順位は、ゲームの中の数だった
前は、ここに237位と1021位をならべていた。 画面に順位がならぶ回がある、と書いて、この世界の順位として扱っていた。
開いたら、どちらも遊びの中の数だった。 第542話の237位も、第545話の1021位も、 下克上オンライン、と書かれた画面の中に出る。 事実(第545話) 作中も、ゲームの話か、と言って受け取っている。
しかも、二つを分けているのは作品だ。 第587話では、ゲームでは1021位だったが、と前置きしてから、 お主は3位、が出る。 事実(第587話) 遊びの順位と、そうでない順位が、同じ回にならんで置かれている。
3位が何を測ったものかは、そこでも出てこない。 出るのは、順位を身体で表しているのかッ、という問いまでだ。
よく言われている説
巷のまとめでは、討伐は難しいほど報酬が上がる仕事として説明される。 巷の説 成績は順位になり、上のほうには栄誉が与えられる、とも書かれる。 巷の説 そして、それを回しているのが鎧だ、という読みだ。
順位のほうは、絵と食い違わない。数字は出る。 食い違うのは、管理している者だ。 数を出す者も、直す者も、画面に入らない。 巷の説は、順位があるなら管理する者もいるはずだ、と埋めている。
量を書くと、何が決まるのか
考察/もう少し先まで読むと
量を出すと、この世界の大きさが決まる。
キャラの数が出れば、この世界の広さが決まる。 値段が出れば、暮らしの重さが決まる。 どちらも、いま説明されていない部分を、外側から埋めてしまう。
順番の数は、そこが違う。 順位が出ても、全体でいくつあるかは決まらない。 5級と出ても、級がいくつまであるかは決まらない。
順番の数は、話を動かしながら、世界の輪郭を決めない。 上がりたくなる。呼ばれれば出ていく。それだけの働きをして、何も確定させない。 この作品が数を選んで出しているとすれば、条件はここで合う。
そこまで考えて描いているという根拠は、絵の側には無い。 言えるのは、結果としてそう分かれている、までだ。
同じ番号が、もう一度出る
紙に93と書かれていて、はじめの時と同じ番号だと分かる回がある。 事実(第1045話) 人だかりの後ろに立っている。
考察/いちばん先まで読むと
この世界では、前を指すしるしが数えるほどしかない。
日付が出ない。曜日も、年も出ない。 道具は次の回に残らない。食べ終わった器も、買った石も持ち越されない。
そのなかで、番号だけが過去とつながっている。 93という数が同じであることは、前があったという証拠だ。 この作品でいちばん確かな「前」は、番号の形で残っている。
しかも番号は、外から与えられたものだ。 自分で覚えていたのではなく、渡されたものが同じだったことで前とつながる。
この読みの、弱いところ
番号の出る回は四つを引いている。
量を示す数が出てこない、と言うには、全部の回を当たることになる。 出ると困るものだけが出ていない、という線は、こちら側の見立てだ。 本文も、そう描いている根拠は絵の側に無いと書いている。
まだわかっていないこと
- ゲームの外の順位が何を測ったものなのか。第587話の「お主は3位」は、直前に何をしたかが画面に出ない
絵を開いた 事実(第545話) 順位の出る回を開いた。237位と1021位は、下克上オンラインという遊びの中の数だった。第545話で作中が「『ゲーム』の話か…!!」と言い、画面には下克上成功、下克上失敗、と出る。第587話ではその二つを並べて、ゲームでは「1021位」だったが…、と言い、そのあとに、お主は3位、が出る。ゲームの中と外を、作中のほうが分けている
- 番号を管理しているのが誰なのか。番号の出る回に鎧さんが映っているかを数えれば、渡す側が同じかどうかは出る
数えた 鎧さんが出るのは144話で、そのうち二つ以上が同じ回に出るのは3話だけ。渡す側が同じかどうかを比べる材料が、そもそもほとんど無い
- 同じ番号がもう一度出ることに意味があるのか。前に同じ番号が出た回と、絵の中の数字を並べれば、使い回しか偶然かは見分けられる
絵を開いた 事実(第1045話) 並べる相手が、画面に無かった。第1045話で、93、と書かれた紙を見て、はじめの時と同じ番号…、と言う。ところが「はじめの時」の紙そのものは、この回にも前の回にも映らない。同じだと言っているのは作中の者で、二枚は並べて描かれない。使い回しか偶然かは、そこで止まる
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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忘れたころに、もう一度
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- 90日後
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- なぜ
- 90日のあいだに、本編は30話ほどふえます。 同じ記事でも、そのころには確かめられることが変わっています (記事の頭に、何話まで読んで書いたかが出ています)。
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