ひきだし

チェックという言葉が、遠い二つの場面に出る

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • たい焼きを割る場面に、餡子チェックの五文字が出る 確認済(第512話
  • 鎧を着た人物が、抜き打ちチェックと言って回る回がある 確認済(第955話
  • 同じ語が、遊びと取り締まりの両方で使われる 未確定

この記事で、まだわかっていないこと 3

同じ語が、まるで違う二つの場面に出てくる。

ひとつは、草の上を泳ぐたい焼きを割る場面。餡子チェックの五文字が出て、芋餡だった、というひとことで終わる。 確認済(第512話

もうひとつは、鎧を着た人物が三人ならんで、抜き打ちチェックと言って回る場面。携帯ゴミ箱を差し出す。 確認済(第955話

片方は遊びで、片方は取り締まりになる。

語の重さが、そろっていない

この世界では、同じ語が違う重さで出てくることがよくある。

呪いという語は、体から何かが生える回にも、配ってまわる箱の回にも出る。 討伐という語は、危ない仕事にも、じゃんけんの回にも出る。

重い語と軽い語が、混ざっているのではない。同じ語が両方を担っている。

なぜ同じ語になるのか

A・語そのものが軽い。 チェックというのは、たしかめる、という程度の意味しかない。 遊びにも仕事にも使える。当たり前のこと。

B・この世界の制度が、遊びの形をしている。 抜き打ちも、検定も、順位も、催しのような形で描かれる。 取り締まりが、遊びの語で語られている。

C・遊びのほうが、制度の形をまねている。 たい焼きを割るのに、わざわざ確かめる形をとる。 遊びが、仕事の言いかたを借りている。

BとCは、向きが逆になる。どちらが先かは決められない。 未確定

決めるための手がかり

分けるには、どちらが早く出たかを見ればよさそうに思える。

たい焼きの回のほうが早い。 ただし、それだけでは決まらない。早く出たほうが元とはかぎらない。

混ざっていることが、効いている

どちらが先でも、読むときの効きめは同じになる。

抜き打ちチェックと言われても、こわく聞こえない。 餡子チェックと言われても、ふざけているだけには見えない。

語が同じだから、二つの場面が少しずつ相手の色に染まる。

これは、この作品の手ざわりそのものになる。 かわいい絵の中に危ないことがあり、危ない場面に軽い言葉が出る。

語の使いまわしが、その混ざりかたを作っている。

まだわかっていないこと

  • 同じ語を使っていることに意味があるのか 掘っていない
  • どちらが先にある言いかたなのか 掘っていない
  • この語がほかの回にも出るのかどうか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。