ひきだし

マイクを持つのは、たいてい同じ一人だ

第1163話まで読んで書いています

先に結論

  • 野の花をマイクにして歌う回がある 確認済(第377話
  • 湯につかりながら、最近おぼえた歌を出す回がある 確認済(第403話
  • ギターを持って「新曲」と言う回がある 確認済(第1147話
  • もう一人は、頭の中で歌が流れていたと言う 確認済(第291話
  • アニメと映画で歌っているのも、この二人にあたる 確認済(配信のクレジット)

この記事で、まだわかっていないこと 3

歌の出てくる回を順に開いていったら、歌っている者が偏っていた。

数は出せない。絵から拾ったものなので、拾い漏れがある。 それでも、開いた回のほとんどで同じ一人が歌っている。

青いリボンのほうが歌う

第377話。 野原で黄色い花を摘み、それをマイクにして歌う。 確認済(第377話 歌う前に「最近好きな歌がある」と言い、歌ったあとに 「歌詞がうろ覚えだ」と言う。前置きと後始末までついている。

第403話。 朝の露天の湯につかりながら口ずさむ。 確認済(第403話 一緒にいるほうが「今の歌?」と聞くと、こう返す。

最近おぼえた…

第626話。 台所で手を動かしながら、鼻歌が出る。 確認済(第626話 これも、合唱で使われる曲の歌い出しにあたる。

第829話。 家で急に歌いだして、聞いていたほうに 「歌だ」と言われる。そこから舞台の曲へ移っていく。 確認済(第829話

第1147話。 ギターを抱えて、こう宣言する。 確認済(第1147話

新曲。

そのあと茶碗を割る。

もう一人のほうは、頭の中で流している

第291話。土手に並んで座っている。 確認済(第291話 「何考えてるの?」と聞かれて、白いほうがこう答える。

頭の中で歌 流れてたんだ…

声には出していない。 出ていたのは短いくり返しだけで、 本人は「何にも考えてなかった」とも言う。

歌が流れていたという言いかたなのが、少し変わっている。 自分で歌っていたのではなく、鳴っていたことになる。

作品の外でも、同じ並びになっている

ここが面白いところだ。

テレビアニメで歌っているのも、映画の始まりで歌っているのも、 青いリボンのほうにあたる。 確認済(配信のクレジット) 一方、映画の終わりで歌うのは白いほうだ。

どこで作詞作曲仕立て直し歌詞聞く
くつずれオープニングナガノトクマルシューゴトクマルシューゴ/上水樽 力ハチワレ(田中誠人)読む公式
机さするエンディングナガノトクマルシューゴトクマルシューゴ/上水樽 力ちいかわ(青木遥)読む公式
島のうた島の歓迎から見送りまでトクマルシューゴトクマルシューゴ/上水樽 力島民公式
島のうた(セイレーンver.)セイレーンと人魚が歌う場面トクマルシューゴ/上水樽 力トクマルシューゴ/上水樽 力セイレーン(鈴木みのり)/人魚(大木咲絵子・七瀬彩夏)公式
うさぎラップ(ソロver.)うさぎが返した歌トクマルシューゴトクマルシューゴうさぎ(小澤亜李)/人魚(大木咲絵子・七瀬彩夏)公式
うさぎラップ(リズム感のある者たちver.)三人で乱しにいく場面トクマルシューゴトクマルシューゴうさぎ(小澤亜李)/モモンガ(井口裕香)/人魚(大木咲絵子・七瀬彩夏)公式
今日の日はさようなら(ハチワレver.)かがり火の夜金子詔一金子詔一トクマルシューゴハチワレ(田中誠人)読む公式
今日の日はさようなら(合唱ver.)同じ夜の、声がふえたほう金子詔一金子詔一トクマルシューゴ/上水樽 力ハチワレ/シーサー/島二郎/島民読む公式

本編では、白いほうは頭の中でしか歌っていない。 外の作品で、一度だけ声に出す。

これはこちらが並べただけで、そう作られたという記録は無い。 それでも、並べると形になっている。

偏りを、どう読むか

「なぜ歌う役が偏るのか」について。 ファン考察

読み1 言葉の量がそのまま出ている

この作品で、いちばん言葉を出すのが青いリボンのほうだ。 歌も言葉なので、しゃべる者が歌うというだけ、という読み。

この読みだと説明できないこと。 歌わない者も歌う場面がある。 鎧のひとりが、みかんを放り上げながら口ずさむ回がある。 確認済(第937話 言葉の量では説明がつかない。

読み2 覚えていることを見せる役になっている

歌うたびに「最近おぼえた」「うろ覚え」と付け足す。 確認済(第377話 覚えかたのほうが描かれているのであって、 歌そのものが描かれているのではない、という見かた。

この読みだと説明できないこと。 覚えていない歌もある。 その場で作って歌う回がある。 確認済(第1038話

読み3 役ではなく、場面の都合

歌う場面は、たいてい二人でいるところに置かれる。 片方が歌い、片方が聞く。聞く側が要るので、 歌う側が固定されるだけ、という立場。

この読みだと説明できないこと。 ひとりで歌う回がある。 確認済(第431話 白いほうが、家でひとりで三回続けて歌っている。 聞く側が要るなら、この回は成立しない。

ここから飛躍する

ここから先は根拠が薄い。飛躍だと分かるように、節を分けて置く。 ファン考察

歌いかたを並べると、二人で違っている。

  • 青いリボンのほう……外から持ってくる。 最近おぼえた、うろ覚え、新曲
  • 白いほう……中から出てくる。 頭の中で流れていた、ひとりで三回

外から来た歌はうろ覚えで、中から出た歌は言葉にならない。 どちらも、全部は出てこない。

ここからこう読める。

この作品では、歌は最後まで揃わない

これは飛躍だ。 二人ぶんの数少ない例から形を作っている。 そもそも、うろ覚えで歌う人は現実にもいる。

それでも、映画の終わりで白いほうが歌うことになったのは、 中から出てくるほうを、一度だけ外に出したように見える。

よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと

  • アニメでの歌の回数。 こちらは公式Xの投稿だけを並べている
  • ほかの住人が歌う回。 鎧のひとりが歌う回は確かめたが、 確認済(第937話 ほかにもあるかどうかは分からない
  • 頭の中で流れていた歌が何か。 手がかりが絵に無い

聞く側が、いつもそばにいる

歌う回を並べていて、もう一つ気づいたことがある。

ひとりで歌っている回は少ない。 たいてい、すぐ隣に聞いている者がいる。 花のマイクにも、湯の中にも、台所にも、ギターの前にも。

そして聞いた側は、たいてい短く反応する。 「今の歌?」「歌だ」。それだけで、場面が終わる。

歌の中身は書かれない。聞いた者がいたことだけが書かれる。 この作品の歌は、そこまでしか記録していない。

まだわかっていないこと

  • 歌をどこで覚えているのか 掘っていない
  • 頭の中で流れていた歌が、何だったのか 掘っていない
  • 歌う役が決まっているのかどうか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。