数字がいちばん大きく出て、中身がいちばん見えない
第1160話まで読んで書いています
先に結論
画面に数字が並ぶ。237位。 確認済(第540話) 別の回では1021位。 確認済(第543話)
順位があるということは、大勢が参加しているということだ。 千人を超える者が、同じ画面のどこかにいる。
この世界で、ここまで大きい数が出るのはめずらしい。
数だけが、はっきりしている
出ているものを並べる。
画面と、そこに書かれた四文字。 確認済(第540話) カチカチという音。押している。 上位ランカーという文字が並ぶ回。 確認済(第542話) はいといいえのボタンと、ゴクリという音。 確認済(第583話) 祝いの回では、23の数字と、光る1の字が出る。 確認済(第585話)
押す場面はある。選ぶ場面もある。数字も出る。
何を競っているのかが、出てこない
そのうえで、いちばん大事なところが抜けている。
何をすると順位が上がるのかが描かれない。
押しているのは分かる。選んでいるのも分かる。 その押しかたが、順位にどうつながるのかは出てこない。
そして、上がると何が得られるのかも出てこない。 未確定 賞品も、称号も、次の段も描かれない。
祝いの回はある。 確認済(第585話) そこでも、何を祝っているのかまでは追えない。
始まりと終わりが、どちらも画面の外にある
もう一つ抜けている。
参加を呼びかける場面が無い。 終わりを告げる場面も無い。
気づくと画面の前にいて、気づくと終わっている。
これは、この世界でくり返し出てくる形になる。 仕事の札も、店の名前も、建物も、はじめからそこにある。 催しも、はじめから始まっている。
段になった仕組みが、三つそろう
並べてみると、そろっているものがある。
| 段 | 決める側 | |
|---|---|---|
| 仕事の級 | 5級・3級・4級 | 出てこない |
| 飲むための資格 | 持つ・持たない | 出てこない |
| 順位の争い | 237位・1021位 | 出てこない |
三つとも、段があって、決める側が見えない。
ここでは数字がいちばん大きく出るぶん、 見えなさもいちばんはっきりしている。
級なら、5級や3級という小さな数で、 決めた者がいなくてもそれほど気にならない。 1021位と書かれると、1021人を数えた者がいるはずだと思ってしまう。
数えた者がいない。それでも順位は出る。
読者は、何を見せられているのか
ここは読みになる。 ファン考察
この回で描かれているのは、競っている中身ではなく、 競っているという状態のほうなのかもしれない。
押す。数字が出る。上がる。また押す。 中身が無くても、この形だけで成り立つ。
そう置くと、この催しは やりたいことの一覧や、資格の勉強と同じ棚に入ってくる。 段取りがあって、達成があって、次がある。 何のためかは、どれも出てこない。
弱いところ。 一覧や資格には、少なくとも項目や本があった。 ここには、押すことしか描かれていない。 同じ棚に入れるには、材料が足りない。
見えなさが、いちばん濃い
この催しについて言えるのは、こうなる。
数字はいちばん具体的で、中身はいちばん空いている。
この作品は、たいてい仕組みの形だけを渡してくる。 ここでは、その形が数字という、いちばん確かそうな顔をしている。
確かそうに見えるものほど、押すと何も無い。 それが分かるだけでも、この回を並べておく値打ちはあると思う。
まだわかっていないこと
- 何を競っているのか 掘っていない
- 上がると何が得られるのか 掘っていない
- 誰が開いているのか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。