ひきだし

下克上とは何なのか

第1180話まで読んで書いています

先に結論考察

中身が見えず、数字だけが動く仕組み

  • 数字だけが具体的で、中身は空いている
  • 仕組みの形が、いちばん確かな顔をする
  • 段があって決める側が見えない形が三つ
  • 描かれるのは中身ではなく、状態のほう
  • 押して、数字が出て、上がる。それだけ

この記事で、まだわかっていないこと 3

画面に数字が並ぶ。237位。 事実(第542話) 別の回では1021位。 事実(第545話)

順位があるなら、大勢が参加している。 千を超える者が、同じ画面のどこかにいる。 この世界で、ここまで大きい数が出るのはめずらしい。

出ているものを並べる ── 画面と、そこに書かれた下克上の字。カチカチという音。押している。 事実(第542話) 上位ランカーという文字が並ぶ回。 事実(第544話) はいといいえのボタンと、ゴクリという音。 事実(第585話) 祝いの回では、23の数字と、光る1の字が出る。 事実(第587話)

考察/ここまでで言えること

数字はいちばん具体的で、中身はいちばん空いている。

押す場面はある。選ぶ場面もある。数字も出る。 何をすると順位が上がるのかが、描かれない。 上がると何が得られるのかも、描かれない。

この作品は、たいてい仕組みの形だけを渡してくる。 ここで違うのは、その形が数字という、いちばん確かそうな顔をしていることになる。

級なら、5級や3級という小さな数なので、決めた者がいなくてもそれほど気にならない。 1021位と書かれると、1021まで数えた者がいるはずだと思ってしまう。 数えた者はいない。それでも順位は出る。

段になった仕組みが、三つそろう

段決める側
仕事の級5級・3級・4級出てこない
飲むための資格持つ・持たない出てこない
順位の争い237位・1021位出てこない

三つとも、段があって、決める側が見えない。

考察/もう少し先まで読むと

見えなさの濃さが、数の大きさに比例している。

級は小さな数で、まわりに誰もいなくても成り立つ。 資格は持つか持たないかの二つで、これも一つぶんで足りる。 順位だけが、ほかの千を前提にしている。

つまりこの催しは、この世界でいちばん大勢を必要とする仕組みだ。 そして、その大勢が一度も画面に出ない。

級の決め手が出てこないのは「説明されていない」で済む。 千が出てこないのは、そこに千がいないかもしれないということになる。

よく言われている説

巷では、これは画面の中の遊びとして扱われている。 巷の説 一続きの呼び名は下克上編になる。 巷の説 回をまとめた一覧が作られ、遊びとして作り直した人もいる。

名前の字が、外と中でそろっていない。 公式の品物の名は「下剋上オンライン」で、剋の字が使われている。 事実(公式グッズの品名) 巷のまとめも、この字で書くところと、克の字で書くところに分かれている。 巷の説

始まりと終わりが、どちらも画面の外にある

参加を呼びかける場面が無い。終わりを告げる場面も無い。 気づくと画面の前にいて、気づくと終わっている。

これは、この世界でくり返し出てくる形だ。 仕事の札も、店の名前も、建物も、はじめからそこにある。 催しも、はじめから始まっている。

中身ではなく、状態のほう

考察/いちばん先まで読むと

描かれているのは、競っている中身ではなく、競っているという状態のほうだ。

押す。数字が出る。上がる。また押す。 中身が無くても、この形だけで成り立つ。

そう置くと、この催しは やりたいことの一覧や、資格の勉強と同じ棚に入ってくる。 段取りがあって、達成があって、次がある。何のためかは、どれも出てこない。

弱いところ。 一覧や資格には、少なくとも項目や本があった。 ここには、押すことしか描かれていない。 同じ棚に入れるには、材料が足りない。

この読みの、弱いところ

引いているのは四つの回になる。

千がそこにいないかもしれない、という線は、 画面に出る数と、出てこない参加者を並べたところから出ている。 同じ棚に入れるには材料が足りない、と本文も書いている。

まだわかっていないこと

  • 何を競っているのか。押す場面の絵に、画面の中身が描かれているかを見れば当たりが付く。描かれていなければ、競うものが最初から絵に無いことになる

    絵を開いた 事実(第542話) 画面の中身は描かれていた。第542話の画面に、刮目せよ 下克上を…、下克上 オンライン、START、と出て、笠をかぶった者と鎧と着物の者の三つが並ぶ。そのあと、下克上成功、と出る。何をどう争うと成功になるのかは、そこでも出てこない

  • 上がると何が得られるのか。順位の出る回のあとの回を並べて、持ちものや暮らしが変わっているかを見れば出る。変わっていなければ、上がっても何も渡されていない

    確かめる道が無い 順位の出る回のあとの回を並べるのは、絵の仕事だ。持ちものは書きとめに残らない

  • 誰が開いているのか。押す場面に鎧さんがいるかを数えれば、仕事の札を出す側と同じかが出しているかは分かる。いなければ、出す側がここにも出てこないことになる

    数えた 鎧さんが出るのは144話。押す場面に鎧さんが書きとめてあるかを見れば、出している側が同じかは分かる。ただし鎧さんは2キャラ以上そろう回が1話しか無いので、比べる幅がほとんど無い

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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