その先を描かずに終える、という置きかた
第1160話まで読んで書いています
先に結論
島の話の終わりに、舟をこぎ出していく場面がある。 確認済(第770話)
朝の海に島が浮かんでいて、そこから出ていく。 岩あなの中にしるしがある。
行き先は描かれていない。
そのうちの二人が、よく取り上げられる
巷の考察では、そのうちの二人がよく取り上げられる。
味方だと名のった者たち。 確認済(第734話) かがり火のもとで、助けてくれて、と言った者たち。 確認済(第739話)
このサイトの記録では、名前までは残していない。 未確定
島の者たちは、まとめて描かれることが多い。 一人ずつ追う描かれかたをしていない。 だから、どの者が舟に乗ったかも、こちらには分からない。
巷では、後ろに影が近づく
巷では、後ろに影が近づいて終わるという読みが語られている。 ファン考察
その読みを取ると、離れることは終わりではなく続きになる。
助かって出ていったのではなく、 追われながら出ていったことになる。
こちらが確かめられているところ
はっきり書いておく。
舟が出たこと。朝だったこと。
そこまでになる。
影が近づく場面を、こちらは指せない。 そうでないとも言えない。 記録が届いていないだけかもしれない。
各話に付けた短い言葉は三つだけで、 背景の細かいところまでは残らない。
離れることは、助かったことなのか
問いに戻る。
離れることは、助かったことなのか。
助かったと読む。 危ないことが片づいて、そこを出ていく。 弱いところ。 片が付いたとは描かれていない。倒したとも解けたとも言われない。
続きだと読む。 追われていて、逃げている。 弱いところ。 追っているものが、絵に出ていない(こちらが見つけていない)。
どちらとも決められない。
そして、どちらで読むかで、島の話の終わりかたが正反対になる。
二つの出ていく場面が、並んでいる
もう一つ、材料を置いておく。
帰る者たちが船で出ていく回と、 島の者たちが舟でこぎ出す回が、近いところに並んでいる。 確認済(第767話) 確認済(第770話)
どちらも、そこを離れている。
島に残る者が描かれない。 終わったあと、そこに誰がいるのかが出てこない。
そう並べると、離れることが終わりかたそのものになっている。
その先を描かずに終える
この記事の結論を書く。
その先を描かずに終える、という置きかたそのものが、 この一続きの終わりかたになる。
行き先を描けば、助かったか続くかが決まる。 描かないので、決まらない。
これは、この作品がいつもやっていることでもある。 言ったところで切れる。食べ終わったところで切れる。 出ていったところで切れる。
ちがうのは、ここでは重さが違うという一点になる。
ふだんは、切れても次の日が来る。 ここでは、切れたあとが来ない。 島の話は、そこで終わる。
来ないことが、この読みの分かれ目をそのまま残している。
まだわかっていないこと
- 離れることは、助かったことなのか 掘っていない
- 舟がどこへ向かったのか 掘っていない
- 巷で語られる読みの根拠になる場面がどこか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。