ひきだし

ハチワレはどこから来たのか

第1199話まで読んで書いています

先に結論考察

語られない。初めから、もうそこにいる

  • 最初の回で、もうちいかわと話している
  • 穴の回は過去ではなく、いまの話だった
  • 暮らしの場所は、回を追うと物が増える
  • 描かれるのは来歴ではなく、そのあとだ

この記事で、まだわかっていないこと 4

最初の回で、もう話している

ハチワレが最初に出てくるのは、2020年5月の回だ。 事実(第29話) ひらいた本のページの前で、もうちいかわと話しかけあっている。

どこから来たのか、という言葉も、はじめまして、という言葉も出てこない。

考察/ここまでで言えること

来るところは描かれず、もう居るところから始まる。

穴の回は、過去ではなかった

前はここに、ハチワレの過去として見せた回が一つだけある、と書いていた。 事実(第59話) 穴に落ちて、誰か、引っ張り上げて、と呼び、自分でなんとかする、で終わる回だ。

続きを開くと、話は変わった。 二回あとで、迷ったちいかわが穴の上に来て、なんでいるのォ!?、と言う。 事実(第61話) ふたつはもう知り合いだ。 ちいかわはツタをつないで垂らし、ハチワレは登って、登れたよーッ!!!、と言う。 事実(第65話)

落ちる前の林のこまは、灰色がかって描かれる。 過去らしく見えたのは、その回の中の、落ちる直前の場面だった。

考察/もう少し先まで読むと

この作品は、ハチワレの過去を一つも見せていない。 見せたのは、いまの暮らしで落ちて、出てくるまでの一続きだ。

暮らしの場所は、物が増えていく

洞穴の中は、回を追うと物が増える。 事実(第105話) 棚と花とランタンのあとに、引き出しのついた戸棚が足される。 事実(第167話)

来るまでは描かれないが、来てからのことは少しずつ積もっている。

よく言われている説と、合わないところ

説1・穴の回は、出会う前の出来事。 巷の説 合わないのは、続きの回。 ちいかわが来て、もう知り合いとして話している。

説2・出どころは、わざと隠されている。 巷の説 合うところ。 どの回にも、来る前を指す言葉が出てこない。 合わないところ。 隠されているのはハチワレだけではない。13キャラとも、初出に来歴が付いていない。

この読みの、弱いところ

過去を一つも見せていない、と言うには、全部の回を当たることになる。 引いているのは、初出と、穴の一続きと、洞穴の二回だ。

ここから先は推測

考察/いちばん先まで読むと

どこから来たかより、どこで暮らしているかのほうが描かれている。

洞穴の家具は増え、落ちた穴からは出てくる。 描かれるのは、来る前ではなく、来たあとの手もとだ。

まだわかっていないこと

  • はじめて出てくる回で、何をしているのか

    絵を開いた 事実(第29話) 開いた。ハチワレが最初に出るのは第29話(2020年5月1日)で、ひらいた本のページの前で、もうちいかわと話しかけあっている。はじめましての場面は無い

  • 穴に落ちる回は、出会いの前の話なのか

    絵を開いた 事実(第61話) 違った。第59話で穴に落ち、第61話で、迷ったちいかわが穴の上に来て、なんでいるのォ!?、と言う。ふたつはもう知り合いで、第62話でツタをつなぎ、第65話で、登れたよーッ!!!、となる。過去の回想ではなく、いまの一続きだ

  • 洞穴に住みはじめた経緯。描かれていない。洞穴の出る回を並べて、中の物が増えているかを見れば、住みはじめの時期に当たりが付く

    絵を開いた 事実(第167話) 物は増えていた。第105話(2020年10月)の洞穴には、棚と花とランタン、しきものがある。第167話(2021年2月)には、それに加えて引き出しのついた戸棚がある。四か月で家具が一つ増えている。ただし第105話の時点ですでに棚も花もあるので、住みはじめの時期はここからは出ない

  • どこで言葉と歌をおぼえたのか。覚える場面が出てこない。この作品は、外から来るものの出どころをいつも描かない。そのうちの一つになる

    数えた 覚える場面が出てこないのは、このキャラだけではない。13キャラとも初出に来歴が付いていない

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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