ひきだし

ちいかわとうさぎが文で話さないことに、なぜ誰も触れないのか

第1166話まで読んで書いています

先に結論考察

  • 話題になるのは声の量で、文かどうかではない
  • 三人が並ぶ回では、文で話すのはたいていハチワレになる
  • ちいかわは一音か二音、うさぎはウラやヤハだけを出す
  • 聞き返す者も、代わりに言葉を足す者も出てこない
  • 声でかっ、口数ッ。どちらも量についての言葉になる
  • 言えないことが、この世界では問いとして立っていない

この記事で、まだわかっていないこと 4

三つのふきだしが、横に並ぶ

うまカレーの看板の前で、お昼 何食べよっか、と問いが出る。 事実(第561話) 返るのは、う〜…ん、と、フゥ〜ン。三つが同じこまに入っている。

聞き返す者も、代わりに言葉を足す者も出てこない。 話はそのまま次のこまへ進む。

考察/ここまでで言えること

そろっていないことが、そろっていないまま通っている。

形のちがう三つが、同じ重さで並べられている。 そろえようとする動きが、どちらの側からも出てこない。

触れられるのは、声の量になる

いちばん近いのは、声の大きさに触れる場面になる。

ウラララララ、と大きな声が出たあとに、声でかっ、と言われる。 事実(第34話) 五年あとの回では、鎧さんが、うネッ 口数ッ、と言う。 事実(第954話)

言われていること指しているもの
声でかっ大きさ
口数ッ多さ

どちらも、出ている声の量についての言葉になる。 文になっていないことを指してはいない。

考察/もう少し先まで読むと

この世界で話題になるのは、声が出ているかどうかのほうになる。

出かたの形は、誰も数えていない。

よく言われている説

巷では、話せない理由のほうがよく語られる。 巷の説 生まれつきだ、言葉を持たないたぐいだ、といった読みが並ぶ。

どの読みも、理由の側だけを埋めている。 まわりが気にしていないところまでは、届いていない。

ここから先は推測

この作品は、足りないところを足りないまま置く。 名前が無く、値段が出ず、決めた者が出てこない。

考察/いちばん先まで読むと

言えないことが、この世界では困りごとになっていない。

困りごとになるには、困る者が要る。 言葉が出ない側も、受け取る側も、どちらも困っていない。

だから、問いとして立たない。 説明されていないのではなく、問われていないことになる。

まだわかっていないこと

  • 三人が並ぶ回で、ふきだしがどう分かれているのか

    絵を開いた 事実(第561話) 開いた。うまカレーの看板の前で、お昼 何食べよっか、と問いが出て、う〜…ん、フゥ〜ン、が横に並ぶ。三つのふきだしが同じこまに入っていて、聞き返す者は出てこない

  • 出ている声について、誰かが口に出す場面があるかどうか

    絵を開いた 事実(第34話) 開いた。ウラララララ、と大きな声が出たあとに、声でかっ、と言われる。指しているのは声の大きさで、文になっていないことではない

  • 五年あとにも、同じ形になるのかどうか

    絵を開いた 事実(第954話) 開いた。鎧さんが、キミはいつも通りか、と言い、長い声が返ったあとに、うネッ 口数ッ、と続く。ここでも指されているのは量のほうになる

  • 文で話さない者が、それを気にしている場面があるかどうか

    確かめる道が無い 気にしているかどうかは、内側の話になる。この作品は内側をふだん説明しないので、絵からは出ない。決めるには、その者が言葉について何か言う回を探すことになり、開いた範囲では挙がらない

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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