一人でいる回は、本当に少ないのか
第1160話まで読んで書いています
先に結論
この作品は、いつも誰かと一緒にいる。そういう印象がある。 食べるときも、働くときも、寝るときも二人か三人でいる。 一人の回はめずらしい、と書きたくなる。
数えたら、そうではなかった。
何で数えるか
先に、数えかたのことを書いておく。
「ひとり」という言葉で探すやりかたは、使えなかった。 このサイトは各話に短い言葉を三つ付けてあるが、あれはこちらが書いたもので、 しかも三つしか書かない。一人で過ごす回でも、その回で目立ったものが 別にあれば書かない。数えても、こちらの書きかたが出てくるだけになる。
おまけに、当たっても中身が違った。 鎧のうちの一人を指す回。 確認済(第294話) 四人のうちの一人が先に出ていく回。 確認済(第850話) 「◯人のうちの一人」に当たっていた。
使ったのは人物の札のほうだ。札は全話について絵を見て、 出ている者を全部書いてある。三つに選ぶのではないので、全体の数として使える。 札が1人だけ付いている回を数える。
175話。札のある回1120話のうち15.6%。
15.6%は、多いのか少ないのか
年ごとに見るとこうなる。
| 年 | 札が1人の回 |
|---|---|
| 2020 | 20 / 137話(15%) |
| 2021 | 41 / 247話(17%) |
| 2022 | 36 / 208話(17%) |
| 2023 | 20 / 158話(13%) |
| 2024 | 35 / 155話(23%) |
| 2025 | 18 / 145話(12%) |
| 2026 | 5 / 70話(7%) |
六回に一回は、札が一人だけ。 二日か三日に一度は、誰かが一人でいる計算になる。
これを少ないと呼ぶかどうかは、何と比べるかによる。 ただ、めずらしいという印象とは、かなり違う。
年ごとの上下も大きい。2024年が23%でいちばん高く、2026年は7%しかない。 2024年は一人で動く回が続いた年だ。 確認済(第849話) 2026年はまだ70話しか取り込めていないので、 この数字は来年になると動く。 未確定
なぜ、少なく感じるのか
三つ考えられる。
ひとつ。一人の回が、印象に残りにくい。 本をひらいて夜を過ごす回、机に向かう回。 確認済(第14話) どれも静かで、事件が起きない。次の日には忘れている。
ふたつ。札が1人でも、一人でいるとはかぎらない。 名前の付いていない者が近くにいる回は、札が1人になる。 店で注文する回、人だかりの中にいる回。こちらは数えていない。 未確定
みっつ。この作品の売りが、一緒にいることとして語られている。 巷の紹介はたいてい三人のことから始まる。 先にそう聞いてから読むと、一人の回が見えなくなる。
三つのうちどれが効いているかは、分けられていない。
数のほうを信じるかどうか
ここで困ることがある。175話という数は、札の付けかたに寄りかかっている。
札は絵を見て付けたものだけで、推測では埋めていない。 付け忘れがあると、その回は一人の回として数えられてしまう。 実際、章の題から札の漏れが五つ見つかったことがある。
つまり、175話は上限に近い数だ。実際はもっと少ないかもしれない。 どれだけ少ないかは、札の付け忘れがどれだけあるか次第で、 それはこちらには分からない。
言えるのは、15.6%が天井だということになる。 天井が15%なら、床がどこであっても「めずらしい」とは言いにくい。
言えること
言い切れるのは、ここまでになる。
- 札で探すと、六回に一回は一人だけが映っている
- それは上限で、実際はもっと少ない。 どれだけかは分からない
- 上限が15%でも、めずらしいとは言いにくい
この作品を「いつも一緒にいる話」として読むなら、 一人でいる六分の一の回を、どう位置づけるかが残る。 さびしい回として描かれているのか、ふつうの時間として描かれているのか。 そこは、数では出ない。 絵を一枚ずつ見ることになる。
まだわかっていないこと
- 札が1人の回のうち、実際に一人でいる回がどれだけあるか 掘っていない
- 一人でいることが、さびしさとして描かれているのかどうか 掘っていない
- 2026年だけ7%と低いのは、記録のせいか出来かたのせいか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。