この世界の時刻は、どこで共有されているのか
第1160話まで読んで書いています
先に結論
時計が出てくる回がある。目覚まし、数字の出る画面、動きだす針。 2022年の前半に、まとまって出てくる。 確認済(第408話)
そこで気になることがある。その時計は、何に合わせているのか。
時刻は、画面に出る
まず、出ているものを並べる。
数字の出た画面が一度ある。時刻がそのまま読める。 確認済(第537話) 目覚ましは何度も出てくる。光りだす回、転がる回、開く回。 針が動きだす回もある。 確認済(第435話)
時刻を気にしていることは、はっきり描かれている。
合わせる先が、出てこない
出てこないものも並べる。
時報が無い。 決まった音も、告げる者もいない。 日付が無い。 何日なのかが画面に出た回を、こちらは記録できていない。 暦が無い。 季節の行事はくり返されるのに、何月なのかは示されない。
つまり、時刻はあるのに、時刻のもとが無い。
それでも、そろっているらしい
そろっていないと成り立たない場面がある。
門が閉まる回。走れば間に合う、という声が出て、実際に閉まる。 確認済(第1018話) 閉める側と、向かう側で、同じ時刻を見ていることになる。
書きおきに時刻が入る回もある。 確認済(第428話) 読む相手が同じ時刻を持っていなければ、書く意味がない。
時計の出る回は、近いところに並んでいる
もうひとつ気づいたことがある。時計の出る回が、近い番号に並んでいる。
目覚ましを買う回、光りだす回、転がる回、針が動きだす回、 うずの中に落ちる回、雨の中でひらく回。 確認済(第439話) そのあいだに、時間の軸に触れる言い回しも出てくる。 同じことがくり返されているのではないか、という声だ。 確認済(第426話)
時計が並ぶところと、時間そのものが話になるところが重なっている。
ここは弱い。ほかの時期に時計が出ていないとは言えない。 こちらが拾えた回が近くに並んでいた、というだけになる。 一続きだったのかどうかも、切れ目が決まっていないので決められない。 未確定
二つの読みかた
ひとつ。どこかに時刻のもとがあって、描かれていないだけ。 この読みなら、ふつうの世界と同じことになる。弱いところは、 六年ぶん描いて一度も出てこないことだ。 店も、仕事も、試験も出るのに、 時計を合わせる場面だけが無い。
もうひとつ。そろえる必要のない世界。 日の出と日の入りで足りていて、 目覚ましはそれぞれが勝手に決めている。弱いところは、門の回だ。 勝手に決めた時刻では、門は閉まらない。
どちらも、片方の場面を説明できない。
いま言えること
この作品には、時刻を守る場面はあっても、時刻を配る仕組みが無い。
決まりを守らせる者が出てこないこと、仕組みを作った者が出てこないことと、 同じ形をしている。 動いているものだけが見えて、動かしているものが見えない。
時刻は、そのいちばん小さな例かもしれない。
まだわかっていないこと
- 時刻を合わせる先が、どこかにあるのか 掘っていない
- 日付が画面に出た回があるのか 掘っていない
- 遅れたときに、何が起きるのか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。