起きた者と起きなかった者を、分けるものが無い
第1160話まで読んで書いています
先に結論
変わった者は、何人か出てくる。
主な住人の側にも起きている。 確認済(第9話) 名前の出ない者の側にも起きている。 確認済(第77話) ふとんの中で寝汗をかいて、青いつめのある手が出る回もある。 確認済(第1032話)
特定の誰かだけに起きることではなさそうだ。
条件が、示されていない
そのうえで、いちばん大きい空きがある。
起きた者と起きなかった者を分けるものが、描かれていない。
何をしたから起きた、という場面が無い。 どこへ行ったから、何を食べたから、誰と会ったから。 どれも出てこない。
そのため、いつ誰に起きてもおかしくないように見える。
防ぐ手立ても、出てこない
もう一つ、抜けている。
気をつけろと言われる場面を、こちらは挙げられない。 未確定
避ける決まりも、守るものも、してはいけないことも出てこない。
これは、ほかの危ないものとは扱いが違う。 立入禁止と書かれた板は出てくる。 確認済(第672話) 行ってはいけない場所は、字で示される。
変わることについては、その字が無い。
これが、こわさの一部を作っている
ここが、この記事で言いたいところになる。
条件が無いことと、防ぎかたが無いこと。 この二つがそろうと、誰にでも起こりうるという形になる。
そして、この作品はそれをこわいこととして描いていない。
住人は驚く。そのあと、次の日になる。 おびえて暮らしている場面を、こちらは見つけていない。
読者だけが、こわがっている。 これは、正体を知りたがるのが読者だけなのと、同じ形になる。
巷の読みと、その危うさ
巷では、気持ちの持ちようと結びつける読みが語られる。 ファン考察 我慢が積もる、思いつめる、そういうことがきっかけになる、という読みになる。
この読みには、裏側がある。
気持ちが原因なら、起きなかった者は気持ちを保った者ということになる。 そして、起きた者は保てなかった者になる。
作中に、そう示された場面は無い。
それでも、この読みは起きた者の落ち度のように読める危うさを持っている。 描かれていないことを原因にして、しかも本人の側に置く。 二重に根拠が足りない。
条件が無い、という一点で止める
こちらは、ここで止めておく。
条件が示されていない。
止める理由は二つある。
ひとつ。示されていないものを原因にすると、何でも言える。 気持ちでも、食べ物でも、場所でも、同じように言えてしまう。
ふたつ。原因を本人の側に置く読みは、確かめられないぶん重い。 確かめられないまま書くと、作品ではなく読者に効いてしまう。
分けるものが無いことが、分かったこと
「条件が無い」は、答えではない。それでも、言えることが一つある。
この作品は、変わることを「選ばれた者に起きること」として描いていない。
主な住人にも、名前の出ない者にも起きている。 早い時期にも、あとの年にも起きている。
特別な出来事としてではなく、この世界で起きることの一つとして置かれている。
そこまでは、名指しできる回だけで言える。 そこから先の条件は、絵に出ていない。
まだわかっていないこと
- 起きる条件があるのかどうか 掘っていない
- 防ぐ手立てがあるのか 掘っていない
- 起きた者と起きなかった者の違い 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。