ひきだし

検定に受かる場面は、なぜ描かれないのか

第1166話まで読んで書いています

先に結論考察

  • 受かることが、区切りとして扱われていないから
  • 前も後も描かれている。告げられるところだけが抜けている
  • 勉強する回、試験の回、貼り出しの回、祝う回はそろっている
  • 同じ級の本を、四年あけて同じ者が開いている
  • 受かることが目的なら、四年も同じ本にはならない
  • 続けていること自体が、この回のくり返しの中身だと読める

この記事で、まだわかっていないこと 3

前も後も、ちゃんと描かれている

本を開く回がある。草むしり検定5級の本を、机の前で読む。 事実(第932話) 試験の回がある。答案にのびる鉛筆の先と、この草の名前という問いが出る。 事実(第1021話) 貼り出しの回がある。合格者の紙がならび、ザワザワという音が立つ。 事実(第628話) 祝う回もある。緑の包みの菓子を配ってまわる。 事実(第1041話)

抜けているのは、そのあいだの一つだけになる。

考察/ここまでで言えること

受かったと知る瞬間だけが、誰についても描かれない。

貼り紙を見上げる場面はある。番号を探す場面もある。 知った、というこまが無い。

同じ級の本を、四年あけて開いている

2021年の回で、とじしろから三つの見出しが出ている本を手にしている。 事実(第314話) 一つめのこまの音は、パタン。本を閉じる音になる。

2024年の回で、同じ表紙の本を開いている。 事実(第932話) 翌年の回では、5級の試験、もうすぐか、という声がかかる。 事実(第965話)

考察/もう少し先まで読むと

同じ本が、四年をまたいで同じ者の手にある。

合格の証は、別の形をしている

本と証を、同じ三文字で一つにしないほうがよい。 うさぎが出る回では、同じ回の中に本と、顔写真つきのカードが別々に出てくる。 事実(第391話)

本は読むもので、カードは持つものになる。 片方を持っていることと、もう片方を開いていることは、別のことになる。

ここから先は推測

受かることが目的なら、四年も同じ本にはならない。 落ちたことを責める場面も、なぐさめる場面も出てこない。 落ちたあとに仕事が減る場面も、報酬が変わる場面も出てこない。

考察/いちばん先まで読むと

受かることは、この世界では区切りとして扱われていないのだと読める。

区切りとして扱われていないなら、告げる場面も要らない。 要らないから描かれていない、と読むほうが、前後がそろっていることに合う。

取り合いの次の回に、取り合いは残らない。器を洗う場面も続かない。 受かる瞬間が抜けているのも、その並びの中にある。

まだわかっていないこと

  • 四年あけて開いている本が、同じものなのかどうか

    絵を開いた 事実(第314話) 二枚を開いて見くらべた。2021年の回でとじしろから三つの見出しが出ている本と、2024年の回で開いている本は、表紙の字も緑の印も同じになる。2021年のこまの音はパタンで、本を閉じる音になる

  • 合格の証が、どういう形をしているのか

    絵を開いた 事実(第391話) 開いた。同じ回の中に、本と、顔写真つきのカードが別々に出てくる。カードのほうには草むしり 5級とあり、枠に入っている。本と証は別の形をしていて、同じ回に並ぶ

  • 試験の場に、受かったと告げる者がいるのかどうか

    絵を開いた 事実(第1021話) 開いた。机に答案用紙がならび、はじめッ、の合図が出る。合図を出すのは灰色の鎧になる。終わったあとの場面も、告げる場面も、この回には続かない

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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