キメラから、元に戻れるのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
戻れないという読みは、戻る回と合わない
- 別のものと呼んで外せば、何でも守れる
- 外すには、区別する言葉が要る
- 作中に、その区別が無い
- 呼びかたの違いは、別だという証しでない
- 戻らないのか、描かれないのかも不明
キメラは、巷では戻れないものとして広く語られている。 巷の説 キメラ化という呼び名も、戻らないものとして使われている。 巷の説 一度そうなったら、もう元には戻らない。だから重い、という読みだ。
戻った回がある。
戻った回
杖にまつわる一続きの中にある。
前の回で、心がふたつあるという声が出ている。 事実(第79話) 細い杖を手にしていて、足の色が左右で違う。
次の回。杖が投げられて、戻ったよ、という声が出る。 事実(第80話) 地面にカメラが置かれている。
少なくとも一度は、戻る道があったことになる。
この一回を、どう扱うか
ここが分かれ目だ。三通りの扱いかたがある。
ひとつ。数に入れる。 戻れることがある、と書く。 ふたつ。別のものとして外す。 あれは討伐の相手になるような変わりかたではない、とする。 みっつ。決めない。
考察/ここまでで言えること
戻れないという読みは、戻った回と合わない。
合わない回が一つあるとき、やりかたは二つある。 読みを弱めるか、回を外すか。
外すほうを選ぶと、そのあと何でも言えるようになる。 都合の悪い回を「別のもの」と呼べば、どんな読みも守れてしまう。
そして、この作品では外しやすい ── 名前の範囲が示されていないので、何を別と呼んでもとがめられない。 範囲の無い名前は、都合のいいときだけ狭くできる。
外すには、区別する言葉が要る
二つの変わりかたが同じものなら、片方だけ戻れるのは不思議だ。
作中に、その区別が無い。
そして、同じ語で呼ばれているのかどうかも分からない。 第10話の投稿にキメラの字が出て、 事実(第10話) 第79話と第80話では、別の言いかたになっている。 事実(第79話)
考察/もう少し先まで読むと
呼びかたが違うことは、別だという証しにならない。
外すには、区別する言葉が要る。 軽いほうと重いほう。一時のものと、そうでないもの。 作中に、その区別が無い。
この作品の名前は、そこまで一貫していない。 呼びかたがばらつくことは、ほかでも起きている。 石は六回のあいだに三つの呼ばれかたをする。
つまり、名前の側からは何も決まらない。
討伐の相手は、戻らない
いっぽう、もう片方もはっきりしている。
討伐の相手になったものが戻った場面は、出てこない。
倒されて終わる回はある。 そのあとどうなったかは、たいてい描かれない。
戻らないのか、戻ったところが描かれないのかも分からない。 終わったことが次の回へ残らない作りなので、 戻っていても、次の回には出てこないかもしれない。
「揃ったら戻るかな」
もうひとつ、気になる言い回しがある。
揃ったら戻るかな、という声が出る回がある。 事実(第398話) 台に手のマークが並んでいて、胸の音が描かれている。
これは、変わることの話として出てきたわけではない。 遊ぶ場所へ通う一続きの中にある。
それでも、条件があるかもしれない、と作中で言われた形にはなっている。 何が戻るのかは示されない。
別の回の言葉を持ってくるのは、一つの読みだ。 巷の説 同じ「戻る」でも、指しているものが違うかもしれない。 そこは分けて置いておきたい。
合わない回を、外さない
だから、合わない回は並べたまま置く。
戻った回がある。討伐の相手が戻った回は出てこない。 二つが同じものかどうかは、作中で言われていない。
この読みの、弱いところ
戻った回は一つになる。
討伐の相手が戻った回が出てこない、と言うには、 倒したあとのこまを、本編から拾い直すことになる。 揃ったら戻るかな、という回を持ってくるのは、別の回の言葉を借りたものだ。
まだわかっていないこと
- 二つの変わりかたが同じものか。戻った回と、討伐の相手になる回の絵を並べて、体の変わりかたの幅を見比べれば、軽い重いだけは分かれる
確かめる道が無い 討伐の相手になる回を全部拾う道が無い(名前のある者しか書きとめていない)。並べる相手がそろわないので、幅は比べられない
- 戻るための条件があるか。戻った回では杖が投げられている。杖の出る回を全部拾って、投げたあとに何が起きたかを並べれば当たりが付く
絵を開いた 事実(第80話) 絵を開いたら、書いてあったことが違った。杖は投げられていない。ちいかわがモギッと折っている。折れたあとに黄色い光が出て、うさぎとハチワレが戻ったよォと言う。三つのことばにも投げられた杖と書いてあったので、そちらも直した
- 戻ったあと、何か残るか。その回のあとを追って、色や体に前の跡があるかを見れば決まる。残っていなければ、この作品の持ち越さない癖のとおりになる
絵を開いた 事実(第80話) 戻った回の最後まで見た。そのあとに出るのは地面に置いたカメラと、お金を貯めるという声で、体に前の跡は描かれていない
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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