ひきだし

草むしり検定に、1級はあるのか

第1180話まで読んで書いています

先に結論考察

出るのは五級から二級まで。上が出ない

  • 級も模試も判定も細かいのに、上だけ無い
  • 級は、測っているのに使われていない
  • 上がったから別の草を、という回が無い
  • 受ける側だけが、ずっと描かれている
  • 作る側も採点する側も、画面に入らない

この記事で、まだわかっていないこと 3

級は、下から順に出てくる。

5級の字が、早い時期に出る。 事実(第95話) 3級の札を手に持つ回があり、 事実(第101話) 4級の一言が出る回もある。 事実(第594話) 大きく書かれた2の字が出る回もある。 事実(第630話)

よく言われている説

巷のまとめは、この検定を「5級から1級まで」の制度として説明する。 巷の説 受かると報酬が上がり、できる範囲も広がる、と書かれる。 その上に、店で働けるようになる資格が置かれる、という並べかたも見かける。 巷の説

画面に出ている級は、5・4・3・2の四つだ。 事実(第95話) 事実(第630話) 1級の字が出た回は無い。

つまり巷の説は、下から順に出ていることから上を埋めている。 埋めかたとしては自然で、そのぶん、埋めた跡が見えなくなる。

上が無いことの、二つの読みかた

まだ出ていないだけ。 級は下から順に出ているので、話が進めば出るかもしれない。 六年で2まで来たのだから、そのうち1に届く。

上を作っていない。 この世界には、しくみの上のほうが描かれない。それがくり返し出てくる。 仕事を渡す者はいて、決まりもある。その上側だけが空いている。 級の上が出ないのも、同じ形の一つだ。

級で何が変わるのか

絵で確かめられたのは、ここまでになる。

受かると、合格者の紙が出る。 事実(第630話) その紙は、はがされることもある。 事実(第647話) 受かったあとに、菓子を配ってまわる回がある。 事実(第1061話)

考察/もう少し先まで読むと

級は、測っているのに使われていない。

仕事が変わった場面は、出てこない。 級が上がったから別の草をむしる、という回も無い。

つまり級は、仕事の中身ではなく、報酬の目盛りとして置かれている。 危ないほうの仕事に級が無いのも、同じ線で説明がつく。

測るのは、できるかどうかではない。受け取る額だ。

模試がある、ということ

級の手前には模試がある。 事実(第1003話) のぼりが立ち、結果は封筒で届き、判定の字が出る。 事実(第1004話)

そのあと、問題と解答の書く場所がずれていたことが分かる。

ここが面白いところで、この世界の試験は、ちゃんと間違える。 採点のしくみがあり、手ちがいもある。 しくみの下のほうは、かなり細かく作られている。

下だけが細かい

並べると、こうなる。

考察/ここまでで言えること

この世界のしくみは、下に行くほど細かく、上に行くほど出てこない。

細かい ── 級、模試、判定、合格者の紙、配る菓子。 出てこない ── 上の級、級の使い道、作った者、採点した者。

草むしり検定にかぎった話ではない。 順位の出る催しも、順位は細かく出るのに、何を競っているのかが出てこない。 事実(第542話)

そして、この分かれかたには向きがある ── 受け取る側から見えるところだけが、細かく作られている。 模試の封筒も、判定の字も、手ちがいまで描かれる。 手が届くところは、すべて描いてある。

考察/いちばん先まで読むと

受ける側だけが、ずっと描かれている。

1級があるのかどうかは、決められない。 級が上がると何が変わるのかも、描かれていない。

作る側も、採点する側も、上に立つ側も画面に入らない。 入るのは、受ける、待つ、貼り出しを見る、祝うまでだ。

ここから一つ言える ── この作品が描いているのは仕組みではなく、 仕組みの下で待っている時間だ。

この読みの、弱いところ

画面に出る級は四つを引いている。 1級の字が出た回が無い、と言うには、全部の回を当たることになる。

下に行くほど細かい、という線は、級と模試と順位を並べたところから出ている。 細かさを測るものさしは持っていない。

まだわかっていないこと

  • 1級があるのかどうか。六年で2まで来ている。級の字の出る回を年ごとに並べて、上がりかたの速さを見れば、いつ届くかの当たりは付く。届く保証は無い

    絵を開いた 事実(第101話) 級の字の出る回を三つのことばで当たって、絵を開いた。数字は年を追って下がってはいない。2020年10月の第101話で、うさぎはもう草むしり3級の札を持っている。同じ回でちいかわは5級のことを心配している。2級の貼り出しは2023年2月の第630話。級はキャラごとに違い、時期の順ではない

  • 級が上がると何が変わるのか。級の上がった回の次の回を追って、仕事の中身が変わっているかを見れば決まる。変わっていなければ、使われていないことになる

    絵を開いた 事実(第113話) 変わる、と本人が言っていた。第113話で、報酬の袋を受け取ったハチワレが、資格でちょっと増えたよ 報酬!!、と言う。いくら増えたかは出ないが、増えることは画面に出ている

  • 級を決めているのが誰なのか。この世界の仕組みは、どれも決めた者が出てこない。級もその並びに入る見こみが高い

    数えた 決めた者が出てこないのは級だけではない。店の名を決めた者、報酬の額を決めた者、役の札を置いた者、番号を管理する者。この記事のならびで数えると、決めた者が画面に出た仕組みは一つも無い

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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