模試の判定Eは、なぜ付いたのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
しるしがずれていた、と作中で説明される
- 誰かが作ったものだけ、説明が付いている
- 試験には理由が出て、姿の変化には出ない
- ふつうの作品は、これと逆になる
- 理由が分かっても、手続きは描かれない
模試の結果が、封筒で届く。判定の字が出る。 事実(第1004話)
そのあと、書く場所がずれていたことが分かる。
この作品では、めずらしいこと
なぜ姿が変わったのか、なぜ呪われたのか、なぜ食べ物が湧くのか。 どれも説明されない。
しくみの側だけが、説明される
並べると、線が見えてくる。
| 説明が出るもの | 説明が出ないもの |
|---|---|
| 試験の間違い | 姿が変わること |
| 級のしくみ | 呪いのかかりかた |
| 資格と印 | 食べ物の湧く理由 |
| 順位の数字 | 討伐の相手が何か |
考察/ここまでで言えること
誰かが作ったものには説明があり、そうでないものには無い。
理由が分かる、というのがこの作品ではめずらしい。 たいていのことは、起きたまま置かれる。 そのなかで、試験の間違いだけは理由が出てくる。
考察/もう少し先まで読むと
ふつうの作品なら、逆になる。
しくみは背景として流し、不思議なことに説明をつける。 この作品は、その反対をやっている。
紙のうえのことは細かく、世界のなりたちは、まるごと置かれたままだ。
そして、この向きには効きめがある ── 説明のあるところは、直せる。 書く場所がずれていたなら、直せばいい。 説明の無いところは、直しようがない。
つまりこの作品は、直せることだけを説明していることになる。
泣いたあとが、続かない
結果を見て、目もとに涙をためる回がある。 事実(第1008話) 理由が分かったからといって、そのあとが描かれるわけではない。
考察/いちばん先まで読むと
説明は出るが、そのあとの手続きは出ない。
そして、間違いの理由は出たのに、採点した者は出てこない。 封筒は届く。判定の字はある。書く場所のずれも分かる。 それでも、その紙を見た者の姿は、一度も画面に入らない。
説明されるのは、起きたことまでだ。 起きたことを直す側へ行こうとすると、そこから先が無い。
この読みの、弱いところ
表の二列は、こちらが選んで組んだものになる。 説明が出るものと出ないものを、拾いきって並べてはいない。
直せることだけを説明している、という読みも、その表から出ている。 作中でその線が引かれる場面は無い。
まだわかっていないこと
- 誰が採点しているのか。封筒は届き、判定の字もある。それでも紙を見た者の姿が画面に入らない。採点の場面を探しても、たぶん出てこない
絵を開いた 事実(第804話) 同じ形の仕組みを一つ開いた。酒の免許では、札を確かめる黒い手だけが出て、顔も名も出ない。採点の場面を探しても、たぶん出てこない、というところは絵でも同じだった
- 訂正されたのかどうか。その回のあとを追って、判定が変わった紙が出るかを見れば決まる。出なければ、説明だけで終わっていることになる
絵を開いた 事実(第1010話) 判定が変わった紙は出た。ただし変えたのは本人だった。第1010話で、E、と出ている紙の上から、緑のペンで、B、と書く。まわりは、!?、と返すだけで、出した側が直す場面にはならない。そのあと、本番は見直し…ねッ!!、と言われて終わる
- 直せると分かっているのに、なぜその場で言い出せないのか。気づくのも、言い出すのも、いつも本人ではない
絵を開いた 事実(第1009話) 試験と判定の回を開いた。第1004話(判定E)、第1008話・第1009話(模試)、第1010話(EをBに書き替える)、第1044話・第1045話(合格発表)、第1046話(93の紙)。出す側の手ちがいが描かれるのは第1008話からの一続きだけで、ズレて書いちゃってない?、と気づかれ、次の回で、ズレてなかったバージョンで採点する、と直る。第1010話は手ちがいではなく、本人が緑のペンで書き替える回になる
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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