行き来がありえるなら、生まれつきではない
第1160話まで読んで書いています
先に結論
三つの立場があるように見える。
仕事を受ける側。渡す側。討伐の相手。
この分けかたは、場面を追っていれば自然に見えてくる。 札の並ぶ場所では、受ける側と渡す側が同じ画面にいる。 確認済(第36話)
線が、どこにあるかは描かれない
そのうえで、線がどこに引かれているかが出てこない。
生まれつきなのか、役なのか、体の作りなのか。 分けた理由が語られたことは無い。
そして、いちばん揺れるのが、受ける側と相手の境目になる。
住人が、相手の側に回る
ここが決定的だと思う。
住人が姿を変えて、相手の側に回る回がある。 確認済(第9話) 確認済(第77話)
腕が増え、色が変わる。灰色の背中がのびていく。
つまり、行き来がありえる。
行き来がありえるなら、三つは生まれつきの分かれかたではない。 いまどこにいるか、という話になる。
立場は、移るものになる。
逆向きの例が、片側にしかない
ただし、そろっていない。
受ける側から相手の側へ、という例はある。 逆向きの例を、こちらは指せない。 未確定
相手の側から戻ってきた者がいたかどうか。 戻ったという声の出る回はある。 確認済(第79話) それが同じ変わりかたかどうかは分からない。
片道しか描かれていない。
片道だとすると、移るものではあっても、戻れないものになる。 そこが、この分けかたのいちばん重いところだと思う。
渡す側との境目は、そもそも出てこない
もう一つの境目は、もっと空いている。
受ける側と渡す側が、なぜ分かれたのかが出てこない。
鎧が自分で選んだのか、決まっていたのか、役が回ってきたのか。 どれも描かれない。
そして、こちらには行き来の例が一つも無い。 住人が渡す側になった回も、鎧が受ける側になった回も指せない。
受ける側と相手のあいだには行き来があり、 受ける側と渡す側のあいだには無い。
巷の読みと、引っかかるところ
巷では、種類の違いとして読む説が広く語られる。 ファン考察 住人はこういう生きもので、鎧はこういうもので、相手はこういうもの、という読みになる。
姿の変わる場面があることは、その読みに引っかかる。
種類が違うなら、種類は変わらないはずになる。 変わる回がある以上、種類だけでは分けきれない。
種類の違いと、いまいる場所。二つが混ざっているのかもしれない。 ファン考察 渡す側との境は種類で、相手との境は場所で。
これは読みで、作中に根拠は無い。
分け目を問うことが、作品を問うことになる
最後に、なぜこの問いが効くのかを書いておく。
この三つの分けかたは、討伐という仕事の土台になっている。
向かう者がいて、向かう先があるから、仕事が成り立つ。 その分け目が移るものだとすると、仕事の土台も揺れる。
作中で、この仕事が正しいのかを問う言い回しが出る回がある。 確認済(第755話)
問いが出たのは、たぶん偶然ではない。 分け目が移ると分かっている世界で、向かうことの意味を問う。 そこは、つながっているように見える。
つないでよいと示した場面は、やはり無い。
まだわかっていないこと
- 三つは生まれつきの分かれかたなのか、いまいる場所の話なのか 掘っていない
- 逆向きに移った例があるのか 掘っていない
- 渡す側と受ける側が、なぜ分かれたのか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。