モモンガは、誰に向けてかわいこぶっているのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
相手ではなく、手に入れるためのやりかた
- 態度は相手で変わる。やりかたは同じ
- 絵に出ているのは後者のほうになる
- 力ずくで取る回が無く、毎回言葉で押す
- 向ける相手がいないなら、態度ではない
- 中身が別だという読みでは、理由が出ない
モモンガが、見て褒めろと言う回がある。 事実(第1164話) ほしいものを言い、断られても引かない回が続く。
相手は、そのつど違う。
返せとくり返す回。 事実(第67話) 両方よこせ、という言い分。 事実(第891話) どっちもよこしな、という声。 事実(第1172話)
近くにいる者に向かって、そのつど同じようにふるまう。
考察/ここまでで言えること
向ける相手がいないのなら、これは相手への態度ではない。
好かれたい相手がいるようには描かれていない。 誰かに見せるためにやっているようにも描かれていない。 相手が誰であっても、同じ強さで出てくる。
態度なら、相手によって変わる。やりかたなら、相手によらない。 絵に出ているのは、後者だ。
つまりこれは、手に入れるためのやりかたということになる。 かわいこぶりっ子という言いかたは、相手の側から付けた名前で、 やっている側から見ると、ただの手順だ。
いちばん古い回で、自分でそう言っている
2026-09-24 に、初出が第67話から第55話へ動いた(2020年の回を開き直して、書き落としが出た)。 その第55話に、かわいこぶりがそのまま描かれている。 事実(第55話)
列にならんで待ち、泣き、飲みものを買ってもらう。 そして画面の最後に、おもいっきりかわいこぶってやる、と自分で言う。
前はここに、初出ではこのやりかたが無い、と書いてあった。 根拠にしていた第67話(返せッ、と叫んで追う回)は、三週間あとの回だった。
考察/やりかただと、作中が先に言っていた
かわいこぶりっ子は、相手の側から付けた名前だ、と上に書いた。
そこは半分まちがっていた。 いちばん古い回で、 やっている側が自分でそう名のっている。
しかも、言う順が逆だ。ふつうは、やってから名前が付く。 ここでは名前のほうが先に画面に出て、そのあと六年ぶん、同じことがくりかえされる。
やりかたとして見る読みは、これで強くなる ── 本人がやりかたとして扱っているからだ。
決まった相手に向けている場面が無い
札を見ると、一緒に映る相手は年ごとに入れ替わっている。 相手が変わっても、やりかたは変わらない。
だから、問いが変わる
手に入れるためのやりかたということになる。
通る回と、通らない回がある
通っている回もあれば、通らない回もある。
二本とも手に入れて転がる回。 事実(第1172話) 断られる回。
差がどこから来るのかは、描かれていない。
相手によるのか、ものによるのか、その日の勢いによるのか。 分ける材料が無い。
そして、通らなくてもやめない。
これは、いやだと言う場面について書いたことと似た形だ。 通らないと分かっていても、言う。
巷の読みと、残るもの
その読みでも、残る問いがある。
なぜ、このやりかたを選んだのか。
考察/もう少し先まで読むと
力ずくで取る回は、出てこない。毎回、言葉で押している。
巷では、中身が別の存在だからと読む説が語られる。 巷の説 見た目と中身が違う、という読みだ。
取り替えたのが力のある存在だとすれば、 ほしいものは力ずくでも取れるはずだ。
力があるのに言葉で押す理由が、その読みからは出てこない。
そして、言葉で押すほうが手間がかかる。 断られ、追われ、それでも言い続ける。 手間をかけていることが、この読みのいちばんの引っかかりだ。
選んでいるのだとすると
そこから、別の読みが立つ。 巷の説
このやりかたが、この世界でいちばん通るからかもしれない。
この世界では、断ることがあまりうまくいかない。 仕事は受けることになり、行くことになる。
押せば通る世界なのだとしたら、押すのは理にかなっている。
弱いところ。 通らない回も同じくらいある。 押せば通るとまでは言えない。
そして、この読みだとほかの者も押すはずだ。 押す者が少ないことが、説明できない。
通る回と、通らない回
押して通った回と、通らなかった回を並べる。
通った回に共通するものがあれば、そこが条件だ。 無ければ、やってみて、通ったり通らなかったりしていることになる。
記録で回を絞れるので、やれる。
「相手が誰であっても同じ」も、いまは印象だ。
考察/いちばん先まで読むと
通らないことが、やめる理由になっていない。
やりかたとして見るなら、結果で調整していないことになる。 ふつう、やりかたは通らなければ変える。変えていない。 やりかたというより、癖に近い。
この読みの、弱いところ
求める回は四つを引いている。
相手が誰であっても同じ、というところは印象だと本文にも書いてある。 通った回と通らなかった回を並べる仕事も、まだ開いていない。
まだわかっていないこと
- 向ける相手がいるのかどうか。一緒に映る相手を札で年ごとに並べれば、決まった相手がいるかが出る。入れ替わっているなら、相手を選んでいないことになる
数えた 年ごとに並べた。相手は入れ替わっている。2020年ちいかわ、2021年うさぎ、2023年ちいかわ、2024年古本屋が9話、2025年ラッコが6話、2026年古本屋が4話。決まった相手はいない
- 通る回と通らない回の差。押して通った回と通らなかった回を並べて、相手・もの・場面で分ければ条件が出る。記録で絞れるので、やれる
確かめる道が無い 押して通ったか通らなかったかは書きとめに残らない。絞れるのは、その回に誰がいたかまでになる。通った通らないを分けるには、121話を開くことになる
- なぜこのやりかたを選んだのか。力ずくで取る回を指せない。討伐の相手になる回があるかを数えれば、力の有無だけは当たりが付く
絵を開いた 事実(第55話) 初出を開いた。ただし第67話ではなかった。2026-09-24 に2020年の回を開き直したら、第55話が三週間早く出てくる。列にならんで待ち、泣き、飲みものを買ってもらい、おもいっきりかわいこぶってやる、と自分で言う。このやりかたは最初の回から描かれている
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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