ひきだし

むちゅうマンとは何なのか

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • 鎧さんが「いい仕事してる」と言う 確認済(第262話
  • もう一人の鎧さんが、その言い方を止める 確認済(第262話
  • 出てくるのは2021年の10話と、その5年後の上映の回の1話 確認済(第253話
  • 中に誰かがいるかどうかは描かれていない 未確定

この記事で、まだわかっていないこと 4

出てくるのは、10日間と、その5年後

この人物が本編に出るのは11話。1160話のうち0.9%。

そのうち10話は2021年6月9日から6月22日までの、 連続したひとつの催しにまとまっている。 確認済(第253話

残りの1話は、5年後だ。 2026年7月4日、映画館に 「むちゅうマン上映」の札が出る回がある。 確認済(第1129話 客席で声を出してよい回で、みんなが「かわいそうだよー」と叫んでいる。 本人が出てくるのではなく、映されるものとして出てくる。

まず、2021年の10話でどこまで描かれたかを並べる。

描かれたこと
第253話チラシに絵が載っている
第255話のぼりの下に人だかり。ステージで歌う
第256話一緒に写真を撮る催しがある
第257話並んでいるうちに帰ってしまう
第259話走っていく青いマント
第261話撮れた写真が「宝物」と呼ばれる
第262話鎧さんが写真を見て、言ってはいけないことを言う

この10話は、正体の話をほとんどしない。 描かれるのは、並ぶ側の気持ちのほうだ。 一度は間に合わず、次の回で撮れて、その写真が宝物になる。

第262話で、決定的なことが起きる

切り株の上で写真を見ている二人に、鎧さんが二人で声をかける。 確認済(第262話

写真を見た鎧さんはこう言う。

さすがむちゃうマン、いい仕事してるナー

すると、もう一人の鎧さんが止める。

「仕事」とか言うな

ここで二つのことが同時に分かる。

  1. 鎧さんは、むちゃうマンが仕事でやっていることを知っている
  2. それを、この二人の前で言ってはいけないことになっている

中身が誰かは、やはり描かれない。 けれど**「言ってはいけない」という決まりのほうは描かれた。**

同じ回で、鎧さんは写真を見ながら「うまそうだ」とも言う。 確認済(第262話 むちゅうマンは飲み物の催しに出ている。

語られている説

巷では「着ぐるみだ」でだいたい片がついている。 ファン考察 第262話を読むと、問いはもう少し先へ行く。

説1 中に誰かが入っている

いちばん多い読み。第262話の「仕事」という言葉が、この説をほぼ裏づける。

弱いところは、中身が誰かは依然として出てこないこと。 仕事であることと、誰がやっているかは別の話だ。

この説だと説明できないこと。 止められたこと。 着ぐるみの中に人がいるのは、この世界の住人にとって驚くことだろうか。 止めるほどのことなら、ただの着ぐるみではない。

説2 そういう生きものとして、そこにいる

中身は無く、そういうものとして存在している、という読み。

弱いところは、「仕事」と呼ばれていること。

この説だと説明できないこと。 催しが終わると出てこなくなること。 生きものなら、催しのない日にもどこかにいるはずだ。

説3 どちらでもよいものとして描かれている

作品の構造の話。正体はこの話の主題ではなく、 並ぶ側の10日間が主題だ、という読み。

弱いところは、第262話でわざわざ止める場面を描いていること。 どちらでもよいなら、この一コマは要らない。

ここから飛躍する

ここから先は根拠が薄い。飛躍だと分かるように、節を分けて置く。 ファン考察

止められたのは「仕事」という言葉だった。 中身の話でも、正体の話でもない。働いているという事実のほうだ。

ここからこう読める。

この世界には、見せてよい面と、見せてはいけない面がある。

むちゃうマンは、ちいかわ達にとっては会いに行く相手で、 鎧さんにとっては仕事をしている誰かだ。 同じものが、立場によって別のものとして扱われている。

そう読むと、鎧さんが顔を隠していることとも並ぶ。 鎧さんどうしが互いの交友を知らない回もある 確認済(第216話知っていることを、その場の相手によって出し分ける世界、という向き。

これは飛躍だ。 単に夢を壊すなという配慮かもしれない。 子ども向けの催しでの、大人のふるまいとして読むほうが自然かもしれない。

それでも、この作品で「言うな」と止められた場面は多くない。 記録しておく価値はあると思う。

五年あいて、一度だけ映る

正体は分からないままだ。10日間の催しに出て、 その5年後に、映画として一度だけ映る。 確認済(第1129話

映されるほうに回っても、中身の話はやはり出てこない。

分かったのは、それが仕事だということと、 それを言ってはいけないということの二つだけ。

正体より、隠されかたのほうが具体的に描かれている。 この作品では、そういうことがよく起きる。

まだわかっていないこと

  • 中に誰かがいるのか 掘っていない
  • なぜ「仕事」と言ってはいけないのか 掘っていない
  • 催しのない日はどこにいるのか 掘っていない
  • 誰が用意したものなのか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。