ひきだし

うなり声は、言葉のうちに入るのか

第1166話まで読んで書いています

先に結論考察

  • 通じるかどうかで見れば、この世界の声はほとんど言葉になる
  • 形で見れば、言葉を話す者はごく少なくなる
  • どちらを取るかで、この世界の見えかたが逆になる
  • 決め手になりそうなものが、一つだけ画面にある
  • 翻訳と書かれたボタンは、声のほうには使われない
  • 作中は、話すかどうかではなく口数の多さとして扱っている

この記事で、まだわかっていないこと 3

声の量でいえば、この世界はにぎやかになる

くりかえし、重なり、叫び、うなり。 四ひきが横一列にならんで、イ、ヤハー、ハァ、と出す回がある。 事実(第15話) つるにぶらさがって、ウララと長くつなげる回もある。 事実(第157話)

まわりの者は、それを受けて動く。返事をし、次のことに移る。

考察/ここまでで言えること

通じているなら、役目のうえでは言葉と変わらないことになる。

ところが、同じこまに文が並ぶ

文で話す者と並ぶと、差がその場で見える。 片方は文、片方は一音。同じ画面に置かれている。 事実(第954話)

考察/もう少し先まで読むと

並べて描かれている以上、作品は差のほうを見せていることになる。

通じることを取るか、形を取るかで、数えかたが逆になる。 通じることを取れば、この世界のほとんどの声が言葉になる。 形を取れば、話す者はごく少なくなる。

決め手になりそうなものが、一つある

翻訳と書かれたボタンが出る回がある。 押すと、画面の字が別の字に変わる。

そのボタンが、声のほうに使われた回は出てこない。 使われるのは、いつも文字に向けてになる。

考察/いちばん先まで読むと

この世界の中では、声は訳すものとして扱われていない。

訳すものは字のほうで、声は訳さなくても届くものとして置かれている。

作中は、別の言いかたをしている

話せるか話せないかではなく、口数、という二文字が出る回がある。 事実(第954話) 口数という言いかたは、出る出ないではなく、多いか少ないかになる。

同じ回で、片方は文を出し、片方は一音を出す。 そこに当てられているのが、口数という語になる。

ここから先は推測

言葉のうちに入るかどうかは、この世界の側では問われていない見こみがある。 通じているし、訳す必要もないし、多いか少ないかとして数えられている。

問われているのは、読む側になる。 文の形をしたものだけを言葉と呼ぶかどうかは、こちらが決めている。

まだわかっていないこと

  • 同じ者が出す声が、場面ごとに違う意味を持っているのかどうか

    絵を開いた 事実(第157話) 開いた。つるにぶらさがってウゥァウゥァウゥラと言い、草むらで跳ねながらハァ、ウヤ、と続け、相手に出会うとウララランラィィィィイィハァァと長くつなげる。ひとまとまりの語ではなく、長い声の中の一部になっている

  • 一枚の中に何種類の声が出るのか。伸ばしたものを別に数えるかどうかで変わる

    絵を開いた 事実(第15話) 開いた。四ひきが横一列にならび、イ、ヤハー、ハァ、と別々の声を出す。短いものと伸ばしたものが同じ絵にならぶので、この一枚だけでも数が二つにも三つにもなる

  • 声のほうに翻訳が使われる回があるかどうか

    数えた 翻訳と書かれたボタンが出るのは1回、字を打ちこむ画面が出るのは3回。どちらも文字のほうに向いている。声に向けて使われた回は、2020年から2026年まで一つも挙がらない

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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