呪いという語が出るのは、二つの回だけ
第1160話まで読んで書いています
先に結論
その語が出てくる回を、こちらは二つ挙げられる。
配ってまわる白い箱の回。 確認済(第971話) ニコニコのまま震えている。
体から何かが生えた回。 確認済(第1090話) 音を立てて、そこから伸びている。
どちらも、体に起きることとして語られている。
出どころが、どちらにも無い
二つに共通していることがある。
かけた者が出てこない。 解きかたも出てこない。 なぜそうなったのかも出てこない。
呪いという語は、ふつう誰かがかけたものを指す。 かけた者がいないなら、それは呪いというより そういうことが起きたに近い。
つまり、この語は仕組みの名前としてではなく、 その場の言いかたとして使われているようにも見える。 ファン考察
似た回は、別の言葉で呼ばれている
ここが、この問いをややこしくする。
杖を使って何かが起きる回がある。 歌があり、杖があり、 地面から菓子が出る。 確認済(第74話) 次の回では、杖の先から別のものが出る。 確認済(第75話)
木の人形が動く回もある。 骨のついた杖が一緒に出ている。 確認済(第315話)
どれも、呪いとは呼ばれていない。
体に起きることと、ものに起きること。 杖でやることと、何もしていないのに起きること。 作中では、それぞれ別の言葉で呼ばれている。
一つなのか、いくつもあるのか
そこで、問いはこう立つ。
この世界には、ふつうでないことを引き起こす仕組みが一つあるのか、 いくつもあるのか。
一つだとすると。 呪いも、杖も、人形が動くことも、 姿が変わることも、全部つながることになる。 大きな筋が一本できる。 巷の考察が好むのは、たぶんこちらになる。 ファン考察
いくつもあるとすると。 それぞれ別に見ることになる。 つながりを探すこと自体が見当ちがいになる。
作中の言葉づかいは、いくつもある側を支えている。 別々の言葉で呼ばれているからだ。
巷の読みは、一つである側を取りたがる。 そのほうが話がつながるからだと思う。
名前の違いを、どこまで信じるか
ここが判断の分かれ目になる。
この作品は、名前の付けかたにあまり一貫性が無い。 店の名前の付きかたもばらばらだし、同じものが別の呼ばれかたをする回もある。
だとすると、別の言葉で呼ばれているから別のもの、とは言い切れない。
いっぽう、同じ言葉で呼ばれているから同じもの、とも言い切れない。 呪いという語が出る二つの回も、つながりを示す場面が無い。
名前は、この作品では手がかりとして弱い。 そこが分かっただけでも、この記事の役目は半分足りると思う。
決めないでおく
二つの回を、こちらはつながず並べておく。
配ってまわる箱と、体から生えるもの。 同じ語で呼ばれていて、そのほかに共通するものが見つからない。
そして、どちらもそのあとがどうなったかが描かれない。 未確定 解けたのか、続いているのか。
この作品は、起きたことは描くが、終わりを描かない。 呪いという重そうな語も、同じ扱いを受けている。 そこだけは、ほかの回と同じだった。
まだわかっていないこと
- 二つの回につながりがあるのか 掘っていない
- 杖や人形と、同じものとして扱ってよいのか 掘っていない
- 体に起きることを引き起こす仕組みが、一つなのかいくつもあるのか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。