ひきだし

検定に落ちても、なぜ暮らしが変わらないのか

第1166話まで読んで書いています

先に結論考察

  • 落ちて失うものが、画面に一つも出てこない
  • 仕事が減る場面も、報酬が変わる場面も出てこない
  • 責める者も、なぐさめる者も出てこない
  • 貼り紙のほうは、はがされる場面まで描かれている
  • 残るのは、また受けるという形そのものになる
  • 失うものが無いなら、受けることの意味が変わる

この記事で、まだわかっていないこと 3

受かった側は描かれる

合格が貼り出される回がある。番号がならび、ザワザワという音が立つ。 事実(第628話) 大きく書かれた2の字が、同じ画面に出る。

はがされる回もある。ペリという音が立ち、白い紙が残る。 事実(第645話)

考察/ここまでで言えること

紙のほうは、貼られるところからはがされるところまで描かれている。

落ちた側に、失うものが出てこない

仕事ができなくなる場面が出てこない。 報酬が減る場面も出てこない。

責める者も、なぐさめる者も出てこない。

草むしり検定5級の紙と、ヨシッというひとことがある回では、 声は自分から出ていて、まわりの言葉ではない。 事実(第1001話) そのあと、ふとんの中で目を開く。

考察/もう少し先まで読むと

落ちることで失うものが、画面に一つも出てこない。

級を持つ側と持たない側で、仕事が分かれない

級を持っているのが確かめられるのは、いまのところ二人になる。 三人とも、同じ場所で同じ仕事に出ている。

持っている側だけが行く場面も、持っていない側が断られる場面も出てこない。

ここから先は推測

失うものが無いなら、受けることの意味が変わる。

考察/いちばん先まで読むと

受けることは、上がるためではなく、続けるためのものだと読める。

何年も同じ本を開いている。同じ級の試験がまた来る。 受かる瞬間は誰についても描かれず、落ちたことも次の回に残らない。

残るのは、また受けるという形そのものになる。 それはこの世界の仕事のしかたと同じ形をしている ── 終わりが来ないかわりに、失うものも無い。

まだわかっていないこと

  • 貼り出しがはがされたあと、何が描かれるのか

    絵を開いた 事実(第645話) 開いた。5級合格者の紙にペリという音が立ち、はがされた白い紙が残る。はがす者も、見ている者の顔も、そのあとには続かない。紙が無くなるところまでが描かれる

  • 落ちたことに触れる言葉が、まわりから出るかどうか

    絵を開いた 事実(第1001話) 開いた。草むしり検定5級の紙と、ヨシッというひとことがあり、ふとんの中で目を開く。声は自分から出ていて、まわりの言葉ではない。責める言葉も、なぐさめる言葉もこの回には出てこない

  • 級を持っている者と持っていない者で、仕事が違うのかどうか

    数えた 級を持っているのが確かめられるのは、いまのところ二人になる。三人とも同じ場所で同じ仕事に出ていて、持っている側だけが行く場面も、持っていない側が断られる場面も挙がらない

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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