ひきだし

教わる場所が、どこにも出てこない

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • 字は読める。看板、札、本、答案。読み書きの要る世界である 確認済(第1021話
  • いっぽう、学ぶための建物も、教える役の者も出てこない 未確定
  • 出てくるのは、一人で本を開いている場面のほう 確認済(第589話
  • 教え合う場面はあるが、その場の間柄で起きている 確認済(第586話

この記事で、まだわかっていないこと 3

この世界の住人は、字が読める。

看板を読み、札を読み、本を読み、答案に書く。 確認済(第1021話 試験もある。問題が画面に出た回もあり、草の名前を問うものだった。

読み書きが要る世界だ。 それなのに、教わる場所が出てこない。

出てくるのは、一人で開いている場面

勉強する回はたくさんある。

本を開いて、夜まで続ける回。 確認済(第589話 机につっぷして眠る回。 確認済(第932話 鉛筆をけずって書く回。 確認済(第985話

どれも一人だ。 教える者は出てこない。

学校にあたる建物が無い

こちらの記録に、学ぶための建物が出てこない。

店はある。ラーメン、焼肉、そば、武器、古本。遊ぶ場所もある。 試験の会場もある。門があり、机が並び、合図がある。 確認済(第1018話

試験の場所はあるのに、備える場所が無い。

教え合うことはある

まったく無いわけではない。

特訓に付き合う回がある。 確認済(第586話 呼び方を相談する回もある。 確認済(第493話

どれも、その場の間柄で起きている。 役として教えている者ではない。 決まった場所も、決まった時間も無い。

つまり、身につける道が、一人で覚えることと、隣の者に付き合ってもらうこと しか無いように見える。

本は、ある

念のために書いておくと、本は出てくる。

積まれた本のやま。 確認済(第70話 検定の本。棚に並ぶ古本。 確認済(第612話 四級の背表紙が出る回もある。 確認済(第1113話

つまり、学ぶための道具はそろっている。 足りないのは、人のほうだ。

本があって、試験があって、教える者がいない。 この世界の学びは、道具と関所だけでできている。

本を売る者はいる。古本の店が何度も出てくる。 確認済(第612話 売る者はいて、教える者がいない。 ここでも、渡すところだけが描かれている。

ここから飛躍する

受からない者が受からないままなのは、そのせいかもしれない。

何年も本を開いている回がある。それでも、受かったところが描かれない。 教わる先が無ければ、やりかたを変える手がかりも無い。 同じやりかたを、同じように続けることになる。

この世界の仕組みには、段がある。級があり、資格があり、順位がある。 段を上がる手立てだけが、用意されていない。

そう読むと、試験は上がるための仕組みではなく、 上がれないことを確かめる仕組みに見えてくる。

これは飛躍だ。 教わる場面が描かれていないだけで、 あるのかもしれない。受からないのは、ただそういう回が続いているだけかもしれない。

それでも、採点する者も、問題を作る者も、教える者も、 そろって出てこないという並びは、偶然にしては揃いすぎている。

まだわかっていないこと

  • 読み書きをどこで身につけたのか 掘っていない
  • 試験の問題を誰が作っているのか 掘っていない
  • 一人で覚えるしか道が無い世界なのかどうか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。