パジャマパーティーズとは、何の集まりなのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
穴が空いたところから、集まりになった
- 名のってできたのではなく、欠けを埋めた
- 四つの側から名乗る場面が一度もない
- 名前は、いつも外から付いている
- 傷が説明されないまま、話が先へ進む
- 跡の残る者と無い者が、同じ舞台に並ぶ
考察/先に、答えを置く
この集まりは、名乗ってできたのではない。欠けたところから集まりになった。
始まりは試着で、四つの側から名乗る場面は一度もない。 名前は、いつも外から付いている。 「オリジナルメンバー」という言葉が生まれたのは、埋めた側がいたからだ。
前の版を、二か所取り消す
書き直す前に、間違いを二つ出しておく。
一つめ。 前の版は「パジャマを配られる場面」の出典に第163話を挙げていた。 別の回だった。 第163話は食事の回で、パジャマは出てこない。 正しくは第90話。
二つめ。 前の版は、集まりとしての活動は描かれない、 練習も打ち合わせも出てこない、と書いていた。 出てくる。 スケジュール帳がびっしり埋まる回があり、舞台に立つ回もある。
両方とも、絵にあたっていれば書かなかった。
始まりは、試着だった
2020年10月。 事実(第90話) ポシェットの鎧さんが、かごを持って三つのところへ来る。
ちょっとこのサンプル着てみてヨ
ちいかわ・ハチワレ・うさぎが、それぞれ色ちがいを着る。 耳の付いたかぶりもので、ももいろ・水色・きいろ。
それをあげるからまた感想きかせてネ
依頼から始まっている。 集まりではなく、試着だった。
その一か月後、台にパジャマが並び、「完売」の札が立つ。 事実(第111話) 商品として売られている。
翌年1月には、鎧さんのところへ手紙が届く。 事実(第151話)
パジャマサイコウーです
鎧さんはそれを読んで、「ウオーッ!!!」と叫ぶ。 売り手が、いちばん喜んでいる。
四月の回では「外でも着るよね」という言葉も出る。 事実(第222話) 寝るためのものが、外に出はじめている。
2021年7月に、話の種類が変わる
7月2日の回で、緑の一つが誘われる。 事実(第272話)
大きなイベント むちゃフェスで歌わない?
こくこくとうなずく。 そのあと開かれるのがスケジュール帳で、枠がびっしり埋まっている。
ここで、商品の話が仕事の話だ。
同じ回の後半で、白い鳥が翼を広げて現れる。 そして、小さな影がひとつ落ちていく。
7月21日。空を白い鳥が横切り、放送が入り、三つの背中が走り出す。 事実(第285話)
戻ってくる
7月27日。舞台には緑の一つだけが立っている。 事実(第290話)
そこへ、三つが戻ってくる。
顔には星のかたちの大きな跡が残っていて、耳の形も変わっている。 白・ももいろ・むらさきの三つが、そのまま舞台へ出てくる。
見ていた側は「演出だったの!?」と言う。 客席は沸く。
翌日の回で、こう言われる。 事実(第291話)
やっぱりすごいね オリジナルメンバー
そして最後のこまには、七つが並んでいる。 緑と、戻ってきた三つと、パジャマを着たちいかわ・ハチワレ・うさぎだ。
出番は少ない
本編1209話のうち、パジャマパーティーズが出るのは24話(2.0%)。 これは出ているキャラを数えたもので、絵を見て書いてある。 いちばん古いのが2020年10月1日、いちばん新しいのが2024年6月9日。 2024年5月から6月にかけての一続きで13話ふえ、そこで途切れている。
出番はごく少ない。けれど、この作品でいちばん分かりやすく 「傷が残ったまま話が続く」のはここだ。
よく言われている説
「何の集まりなのか」について。 巷の説
説1 鎧さんの売り出しのために作られた括り
いちばん多い読み。サンプルを配り、感想を聞き、売り出す。 名前も売る側が付けたと考えれば自然だ、という筋。
この説だと説明できないこと。 第290話の跡。 売り出しのための括りに、顔の傷は要らない。 商品の宣伝なら、傷のない者を出したほうが早い。
説2 自然にできた括りだ
おそろいを着て一緒に歌っているうちに、まわりがそう呼びはじめた、という読み。
この説だと説明できないこと。 スケジュール帳。 事実(第272話) 自然にできたものに、枠の埋まった予定表は作られない。 誰かが管理している。
説3 集まりではなく、外から付いた呼び名だ
作中で名乗る場面がないので、中身のある集団ではない、という読み。
この説だと説明できないこと。 「オリジナルメンバー」という言い方。 事実(第291話) 中と外を分ける言葉が、作中で実際に使われている。 呼び名だけなら、もとからの者とそうでない者を区別する必要がない。
説4 本物の芸の集まりだ
依頼を受け、予定を組み、舞台に立ち、客席が沸く。 仕事として成立している、という読み。
この説だと説明できないこと。 名乗り。 四つの側から「パジャマパーティーズです」と言う場面が一度もない。
この読みの、弱いところ
24話のうち、ここで引いているのは七つになる。
名乗る場面が一度もない、と言うには、24話を一つずつ当たることになる。 欠けて集まりになった、という読みは、一語から逆算したものだ。
ここから先は推測
順番を並べ直してみる。
ここからこう読める。
穴が空いたところから、集まりになった
考察/ここまでで言えること
名乗ってできたのではない。欠けたぶんを誰かが埋めたときに、中と外ができた。
「オリジナルメンバー」という言葉は、埋めた側がいるから生まれている。 事実(第291話) 全員そろっているあいだは、その語が要らない。
つまりこの集まりは、そろっていたときには集まりの形をしていなかった。 欠けて、埋まって、そこではじめて線が引かれた。
これは飛躍に近い。
「オリジナルメンバー」という一語から逆算しているだけで、 ただ一緒に歌っただけの回とも読める。
それでも、傷の残った三つと、傷のない三つが同じ舞台に並んでいることは、 絵のとおりに残っている。
まだわかっていないこと
- 誰が名前を付けたのか。一度も出てこない。「オリジナルメンバー」という語は使われているので、中と外を分ける言葉だけは作中にある 事実(第90話)
付けた者ではなく、着たものから名が出ている
絵を開いた 事実(第90話) 名前の出どころが絵にあった。第90話で、鎧さんが、ちょっとこのサンプル着てみてョ、とパジャマを配り、着た三つが、パジャマでーす、と名のる。付けた者ではなく、着たものから名が出ている
- 顔と耳に残った跡が何によるものか。鳥が出てくる回は確かめたが、何が起きたかを描いたこまは見つけていない。あいだの回を開けば決まる
絵を開いた 事実(第291話) あいだの回を開いたが、跡の付く場面は出てこなかった。第291話は舞台の回で、やっぱりすごいね オリジナルメンバー!!、間に合ったんだ…!!、参加型かーッ、と進む。顔にも耳にも跡は描かれない。何が起きたかを描いたこまは、この回にも無い
- ちいかわ達が舞台に上がった扱いが、代役なのかどうか。代役だと言った場面を確かめていない。「オリジナルメンバー」の一語から逆算しているだけになる
絵を開いた 事実(第90話) 初出を開いた。第90話でパジャマを着ているのは ちいかわ・ハチワレ・うさぎ の三つで、鎧さんから配られたサンプルを着ている。代役という言葉は出てこない
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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- 90日のあいだに、本編は30話ほどふえます。 同じ記事でも、そのころには確かめられることが変わっています (記事の頭に、何話まで読んで書いたかが出ています)。
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