六年で、この作品は変わったのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
数は変わらず、誰が映るかが変わった
- 顔ぶれは、少しずつは増えない
- 出てきて、かたまって、消える
- 名簿が伸びるのではなく、入れ替わる
- 変わったと感じることは、数に出てこない
- 暗さも絵柄も話の重さも、数にならない
「だんだん変わってきた」と言われる。暗くなった、話が重くなった、出るキャラが増えた。 どれもよく聞くが、数を出した人を見たことがない。
本編1209話は1話ずつ並んでいて、各話に 出ているキャラが書きとめてある。だから年ごとに数えられる。
一回に映るキャラの数は、変わっていない
「食べ物の語がある回は六年ずっと18%前後」というふうに。 その数は取り下げた。
食べ物が映っていても、その回で目立ったものが別にあれば書かない。 「食べ物の回が18%」は「食べ物と書いた回が18%」でしかない。 但し書きを付けても、作品の数のように読まれる。
出ているキャラのほうは違う。 絵を見て、出ている者を全部書いてある。 三つに選ぶのではないので、全体の数として使える。 以下はすべて記録の数で、書いた言葉は一つも数えていない。
書き落としはある。5件見つかって直したことがあるので、 少なめに出ていると思って読んでほしい。
キャラの数は、増えていない
1話に映るキャラの数を年ごとに平均する。
| 年 | 1話あたり | 誰も書きとめていない回 |
|---|---|---|
| 2020 | 2.13キャラ | 1 / 141話 |
| 2021 | 2.52キャラ | 2 / 255話 |
| 2022 | 2.47キャラ | 6 / 210話 |
| 2023 | 3.07キャラ | 11 / 196話 |
| 2024 | 2.32キャラ | 4 / 160話 |
| 2025 | 2.40キャラ | 1 / 146話 |
| 2026 | 2.37キャラ | 2 / 92話 |
六年ぶん、ほとんど動いていない。 六つで火を囲む回はある。 事実(第777話) ただ、そういう回は多くない。ふだんはふたつか三つのままだ。
2023年だけ、1話あたりが3キャラを超える。 島の回で大勢が並ぶからだ。
前はここに、2023年だけ誰も書きとめていない回が21話ある、と書いてあった。 2026-09-24 に第1話から第1187話まで一枚ずつ開き直したら、5話になった(このときは並びから21話が落ちていた。その21話は2026-10-12 に入れた)。 2026-10-12 に、落ちていた回を入れて11話になった。増えた六つは、名前のあるキャラが一つも出ない、島の昔の話の回だ。 記録が薄かったのであって、画面に誰もいなかったのではない。
顔ぶれは、入れ替わっている
キャラの数が動いていないのに変わったと感じるなら、 動いているのは別のところということになる。動いていた。
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ちいかわ | 124 | 208 | 177 | 164 | 89 | 108 | 59 |
| ハチワレ | 101 | 202 | 172 | 132 | 103 | 118 | 60 |
| うさぎ | 52 | 119 | 85 | 112 | 52 | 65 | 32 |
| ラッコ | 0 | 11 | 12 | 48 | 8 | 15 | 15 |
| シーサー | 0 | 7 | 21 | 23 | 32 | 7 | 25 |
| くりまんじゅう | 6 | 12 | 9 | 23 | 32 | 6 | 11 |
| 鎧さん(労働) | 5 | 39 | 12 | 9 | 14 | 17 | 10 |
| モモンガ | 3 | 15 | 21 | 45 | 16 | 12 | 13 |
| 古本屋 | 0 | 0 | 0 | 46 | 11 | 1 | 5 |
| パジャマパーティーズ | 1 | 9 | 1 | 0 | 13 | 0 | 0 |
考察/ここまでで言えること
キャラの数は変わっていない。変わったのは、誰が映っているかだ。
真ん中の三つは、割合で見ればずっと同じところにいる。 動いているのは、その外側だ。
「キャラが増えた」という言いかたは、 画面の中のキャラの数と名簿の長さを混ぜている。
名簿は伸びた。画面の中は伸びていない。 新しい者が出てくると、前からいる者のぶんが減る。 枠が決まっているので、入れ替えだ。
鎧さんは、二年いない ── を取り下げた
ここには、鎧さんが2022年と2023年に一話も映っていない、と書いてあった。 いちばんはっきりした形だ、とも書いてあった。
ゼロは作品のものではなかった。書きとめの空白だった。 2026-09-24 に第269話から第852話までを開き直したら、 労働の鎧さんは 56話から102話になった。 事実(第465話)
| 年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 労働の鎧さん | 5 | 39 | 12 | 9 | 14 | 17 | 9 |
| 事実(全1209話) |
ゼロの年は無い。 残るのは山と谷で、 2021年がとびぬけて多く、2023年がいちばん少ない。
置き換わっていたものはある。2021年から2023年にかけて、 ラッコは11話から48話へ、モモンガは15話から45話へ増えている。 事実(第610話) 同じ年に、鎧さんは39話から9話へ落ちる。 仕事を渡す者が引いて、一緒に動く者が出てきたようにも見えるが、 これは一つの読みで、絵がそう言っているわけではない。 巷の説
考察/ゼロと、少ないは、別のもの
ゼロなら「いなくても回った」と言えた。少ないだけなら、そうは言えない。
二年ぶんのゼロを根拠にして、 「骨組みを渡す側がいなくても話は止まらなかった」と読んでいた。 その根拠が消えたので、読みも下げる。
かわりに残るのは、谷だ。 2023年は島の年で、画面のキャラの数がいちばん多い年(1話あたり3.07キャラ)なのに、 鎧さんだけが9話まで落ちる。 キャラが増えた年に、渡す側が減っている。
そして、これも同じやりかたで消えうる。 二年ぶんのゼロは、565話を開き直したら消えた。 谷も、開き直せば浅くなるかもしれない。開いた数は上限ではない。
出たまま居つく者と、一度きりの者
顔ぶれの動きかたにも、形が二つある。
居つくほう。 モモンガは2022年から五年続けて二桁に入っている。 それまでは年に3話や15話だった。 事実(第811話)
かたまって、消えるほう。 パジャマパーティーズは2024年に13話ある。 前の年は0話、次の年も0話だ。 事実(第868話) 古本屋は2023年に43話、2024年に11話。次の年は1話しかない。 事実(第622話)
考察/もう少し先まで読むと
出てきて、かたまって、消える。名簿が伸びるのではなく、入れ替わっている。
同じ「増えた」でも、入りかたが二つある。 居つく者は枠を一つ埋め、一度きりの者は一年だけ借りて返す。 どちらも名簿は伸ばすのに、画面の中で起きていることは逆だ。 名簿の長さで数えているかぎり、この二つは同じ形に見える。
前はここに、二年ぶんのゼロがいちばん重い、と書いてあった。 取り下げた(上の節)。
残るのは、入れ替えだ。 居つく者も一度きりの者も名簿は伸ばすのに、画面の中では枠を取り合っている。
崩せるところも書いておく ── 枠の話にするには、画面のキャラの数が年ごとに動いていないことが要る。 いまの表では2.13キャラから3.07キャラのあいだで、2023年だけが外れている。 その年は島で大勢が並ぶ回が多い。 外れた年があるぶん、枠は固定されたものではないことになる。
1キャラだけの回
もうひとつ数えられることがある。1キャラだけの回だ。 ひとつきりで過ごす回に近い(正確ではない。店にいる者が映っていても書きとめていない)。
どの年も1割から2割ある。 いちばん高いのが2024年の19%、 いちばん低いのが2026年の7%で、あいだの年は12%から16%のあいだを行き来している。 1キャラだけの回が増えて寂しくなった、とは描かれない。
年ごとの内訳と、この数をどこまで信じてよいかは、 ひとつきりでいる回そのものを扱った記事のほうに書いた。
ここは書き落としが逆向きに効く。 ふたつ映っているのに一つしか書いていなければ、 1キャラだけの回として数えてしまう。出ている数は上限に近い。
この読みの、弱いところ
どの数も記録から出ているので、書き落としがあれば動く。
二年ぶんの0は、565話を開き直したら消えた。 残った谷も、開き直せば浅くなりうる。本文もそう書いている。
まだわかっていないこと
- 2023年に出ているキャラが無い回が多いのはなぜか。島の話で大勢が並ぶ回が多い。その回を開けば、書ききれていないだけかどうかが決まる
数えた 開いた。2026-09-24 に第1話から第1187話まで一枚ずつ開き直したら、2023年の誰も書きとめていない回は21話から5話になった(このときは並びから21話が落ちていた。その21話は2026-10-12 に入れた)。書ききれていなかっただけだ。いま誰も書きとめていない回は年ごとに1話から6話で、差はほとんど無い
- 鎧さんが映らない二年に何が置き換わっていたのか。同じ二年にラッコとシーサーが増えている。その回を開いて、渡す側の役を誰がしているかを見れば当たりが付く
数えた 引き直した。2026-09-24 に鎧さんの書きとめを56話から102話へ増やしたら、0話の年は無くなった。労働の鎧さんは 2020年5・2021年39・2022年12・2023年9・2024年14・2025年17・2026年8話。多いのは2021年、少ないのは2023年だ。同じ年に、ラッコは11から12、48へ、シーサーは7から21、23へ増えている。渡す側が減って、共に動く側が増えた形になる
- 絵柄そのものが変わったかどうか。線の太さも目の描きかたも数えていない。数えるには、同じキャラの同じ表情を年ごとに並べることになる
決めて作った 測らないと決めた。線の太さを測るには、同じ条件で並べる道具と、変わったと言うしきい値が要る。しきい値は決めるものなので、出るのは作品の数ではなく外から持ちこんだものさしの数になる(ルール18 と同じ穴)。追うのは画面に出る字と出ているキャラだけにする。この二つは、絵を見て記録したものになる
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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- 90日のあいだに、本編は30話ほどふえます。 同じ記事でも、そのころには確かめられることが変わっています (記事の頭に、何話まで読んで書いたかが出ています)。
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