ひきだし

受け取る側は喜び、出した側の理由が出ない

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • 参加賞と書かれた袋が出てくる回がある 確認済(第845話
  • 中身にも名前が付いている 確認済(第845話
  • 紙ふぶきの出る催しの回もある 確認済(第793話
  • 用意した者は描かれない 未確定

この記事で、まだわかっていないこと 3

参加賞と書かれた袋が出てくる回がある。 確認済(第845話 中身にも名前が付いていて、受け取る側がいる。

渡す形は、はっきり描かれている。 用意した者が出てこない。

渡す形は、いつもそろっている

この世界は、渡すところをよく描く。

袋があり、名前が付いていて、受け取る手がある。 確認済(第845話 別の回では、とんがり帽子が三つ並び、声があがり、紙ふぶきが出る。 確認済(第793話

催しの形も、そろっている。

やるべきことが決まっていて、みんなが知っている。 この作品は、こういうところを省かない。

出した側が、抜けている

そのうえで、いつもの抜けがある。

誰が決めて、どこから持ってきたのかが描かれない。

袋を用意する場面。中身を選ぶ場面。数を数える場面。 どれも、こちらは挙げられない。 未確定

催しそのものを開いた者も、たいてい出てこない。 参加を呼びかける場面も、終わりを告げる場面も出てこない。

仕事の札と、同じ形になっている

並べると、この世界の癖がそのまま出る。

渡す者出す者
仕事の札いる(鎧)いない
店の品いる(店の者)いない
参加賞いないいない

参加賞は、もう一段抜けている。 手わたしている者すら、はっきり描かれない回がある。

袋があって、受け取る側がいて、あいだが空いている。

喜んでいる場面はある

いちばん引っかかるのは、そこになる。

受け取る側は喜ぶ。 喜んでいる場面は描かれる。

ふつう、贈り物の場面は両側で成り立つ。 渡して嬉しい側と、もらって嬉しい側。

片側しか描かれない。

そうすると、この参加賞は 誰かの好意ではなく、仕組みから出てきたもののように見えてくる。 ファン考察

誰も喜んで渡していない。それでも、出てくる。

出す側にとって、それは何なのか

読みを三つ立てる。どれも作中に根拠は無い。

ひとつ。人を集めるため。 ファン考察 参加賞があるから、参加する者が増える。 この読みだと、集めたい者がいることになる。 その者が出てこない。

ふたつ。決まりだから。 ファン考察 催しには参加賞を出すもの、という決まりがある。 この世界には、こういう「形だけの決まり」が多い。 資格も、級も、順位も。

みっつ。好意。 ファン考察 誰かが用意している。描かれていないだけ。 この読みだと、その者は毎回描かれないことになる。

ふたつめが、この作品のほかの部分といちばん合う。 形だけがあって、理由が置いていかれる。

空いたままにしておく

この記事で言えるのは、ここまでになる。

渡す形はそろっている。受け取る側は喜ぶ。 出した側の理由が、一度も描かれない。

これを不思議だと書くのは、こちらの側の感覚かもしれない。 作中の者は、誰も不思議がっていない。

袋があるから受け取る。中身に名前が付いているから読む。 そして次の回になる。

空いているのは、たぶん読者の側だけになる。

まだわかっていないこと

  • 誰が決めて、どこから持ってきたのか 掘っていない
  • 出す側にとって、それは何なのか 掘っていない
  • 催しそのものを開いた者がいるのか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。