ひきだし

口から白いものが出ても、誰も驚かない

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • 口から白いものが出る回で、よくあることだと流される 確認済(第43話
  • 床に落ちた白いものが出る回は、抱きとめる腕と一緒に描かれる 確認済(第272話
  • 体から白くて細いものが出る回では、のまれているという叫びが出る 確認済(第951話
  • 同じものなのか、別のものなのかは語られていない 未確定

この記事で、まだわかっていないこと 3

白いものが出てくる回が、いくつかある。 出どころも、そのあとも、扱いも、そのたびに違う。

いちばん気になるのは、出たこと自体ではない。 そばにいる者の反応が、回によって正反対になるところだ。

三つ並べる

ひとつめ。 音がして、口から白いものが出る。 そばにいる者は、よくあることだから大丈夫、という向きで流す。 確認済(第43話 誰も驚いていない。

ふたつめ。 白いものが床に落ちる。 桃色の腕が抱きとめる。壁には催しの名が出ている。 確認済(第272話 ここでは、落ちたものより抱きとめるほうに絵が寄っている。

みっつめ。 つるを引っぱる手があり、白くて細いものが出る。 そこで、のまれているという叫びが上がる。 確認済(第951話 今度は、危ないこととして扱われている。

反応のほうが、動いている

三つを並べて目につくのは、ものではなく反応のほうの差だ。

出たものそばにいる者
第43話口から白いもの流す
第272話床に落ちた白いもの抱きとめる
第951話白くて細いもの叫ぶ

同じ色のものに、正反対の反応が付いている。

ここから二つに分かれる。 別のものだから反応が違うのか、 同じものだが、そのときの場面が違うのか。

作中にそれを決める場面は無い。

「よくある」と言えた者がいる

いちばん重いのは、ひとつめだと思う。

よくあることだ、と言えるということは、前にも見たということだ。 その者は、白いものが出るのを一度ならず見ている。

つまり、この世界の住人にとって、少なくとも一度は見慣れたものだった。 読者にははじめての場面が、作中ではありふれている。

これは、この作品がよくやる置きかたでもある。 説明しないのではなく、説明が要らない側から描く。 住人にとって当たり前のことは、当たり前として流れていく。

巷では、つながっているものとして読まれる

巷の考察では、白いものを姿が変わることの前ぶれとして並べる読みがある。 ファン考察 体から何かが出る場面をひとまとめにして、 一つの筋につなげていく読みかただ。

この読みの強いところ。 三つめの回は、たしかに危ないこととして描かれている。 つるがあり、叫びがあり、引っぱる手がある。

この読みが取りこぼすもの。 ひとつめの回だ。 流されている場面を、前ぶれとしては読めない。 前ぶれなら、そばにいる者が流す理由が無い。

つないで読むには、ひとつめを別のものとして外すか、 流した者が知らなかったことにするしかない。 どちらも、作中に根拠が無い。

こちらの置きかた

決めないほうを取る。

三つは、白いという一点でしかつながっていない。 出どころも、前後も、反応も違う。 つなげたくなるのは、こちらが筋を欲しがっているからだと思う。

その代わり、つながなくても言えることがある。 この作品では、体から何かが出ることが一度きりの事件ではない。 六年のあいだに、別々の形で何度か起きている。

そして、そのどれについても、何であるかは語られていない。 語られないまま、ある回では流され、ある回では叫ばれる。

決めないでおく

白いものは何度か出てきて、そのたびに扱いが違う。 一度は、よくあることとして流されている。 同じものかどうかを決める場面は、作中に無い。

分からないのは中身ではなく、分けかたのほうだ。 三つを一つと数えるか、三つと数えるか。 そこが決まらないかぎり、この問いは形が定まらない。

まだわかっていないこと

  • 三つが同じものなのかどうか 掘っていない
  • よくあることだと言った者が、何を知っているのか 掘っていない
  • 白いものが出たあと、体に何か残るのか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。