この世界の外は、どこまで広がっているのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
行き先は増えるが、広さの見当が付かない
- 地図が無いので、点が増えるだけになる
- 行きかたの分かる場所は、同じ仕組みだ
- 分からない場所では、それが違っている
- 地図は、どこにいるか知りたい者が作る
- この世界に、知りたがった者が出てこない
外へ出る回がある。船で島へ渡り、しばらく暮らし、帰ってくる。 事実(第664話) 事実(第665話)
行って帰れる距離に、別の場所があることは分かった。
ほかにもある。空をとぶものの背にのって運ばれる回。 事実(第907話) 空から竹の道がのびる回。 事実(第1056話)
上にも外があるらしい。
地図は出てこない
そのうえで、いちばん大きい空きがある。
どこにいるのか。島がいくつあるのか。海の先に何があるのか。 示す場面が出てこない。
島という言葉が出て、船が出て、着く。 その島がどこにあるのかは、最後まで出てこない。
行き先が増えても、広さが分からない
ここが、この問いの厄介なところだ。
考察/ここまでで言えること
行き先は増えているのに、広さの見当が付かない。
島、空の上、別の決まりの場所。六年のあいだに、いくつも出てきた。
地図が出てくる回は、出てこない。 行き先は、そのつど名前だけで現れる。
地図があれば、増えるたびに世界が埋まっていく。 地図が無いと、増えても点が増えるだけだ。 点と点のあいだが、どれくらいあるのか分からない。
この世界は、広くなっているようで、形が見えてこない。
向こうにも、同じ仕組みがあった
いちばん面白かったのは、ここだ。
外へ出た回では、着いた先にも住人がいて、店があり、仕事があった。
港に列があり、看板があり、働く者がいる。 事実(第664話) 島にも、前に土地の名を付けた店の看板がある。 事実(第728話)
離れていても、同じ仕組みが通っている。
これは、少し意外だった。別の場所なら、別の決まりでもよさそうだからだ。
通っていない場所も、ある
そのうえで、通っていない例もある。
熱のあとの一続きでは、試験までちがうという声が出る。 事実(第828話) 首もとのちがいに触れる回でもある。
そこでは、仕組みが違っていた。
つまり、こうなる。
| 仕組み | |
|---|---|
| 島 | 通っている |
| 熱のあとの場所 | 違う |
島には、港があり、看板があり、働く者がいる。 事実(第664話) 事実(第728話) 熱のあとの一続きでは、試験までちがうという声が出る。 事実(第828話)
考察/もう少し先まで読むと
行きかたの分かる場所には同じ仕組みが通っていて、行きかたの分からない場所では違っている。
船で行けるところには通っていて、 どうやって行ったか分からないところには通っていない。
つまりこの世界の内と外は、距離ではなく行きかたで分かれている。 巷の説 船や道がある先は、遠くても内側だ。
端があるのかどうか
この世界に端はあるのか。
端を示す場面は、出てこない。
海の先を見にいく回も、ここまでという印も出てこない。 歩いて行ける範囲にも、門や塀が無い。
端が無いのか、描かれていないだけなのかは分からない。
ただ、ひとつ言えることがある。 端が問題になった回が、一度も無い。
行き止まりで困る回も、向こうへ行けなくて困る回も出てこない。 行きたいところには、たいてい行けている。
帰る場所が、どこにあるか分からない
最後に、いちばん妙なことを書いておく。
帰る場所があることは分かっている。 島から船で帰ってくる。屋台の歌で見送られる。 事実(第786話)
考察/いちばん先まで読むと
地図は、自分がどこにいるかを知りたい者が作る。
島から船で帰ってくる。 事実(第786話) その場所がどこにあるのかが、分かっていない。
住んでいるところの名前も、思い当たる回がない。 島には名前が付くのに、自分たちのいるところには付かない。
名前が付くのは、たぶん行く場所だ。 いるところには、名前が要らない。
この世界には、自分の位置を知りたがった者が出てこない。 知りたがらないので、地図も要らない。
この読みの、弱いところ
行き先は四つを引いている。
端が問題になった回が一度も無い、と言うには、全部の回を当たることになる。 距離ではなく行きかたで分かれている、という線は、二つの例から出ている。
まだわかっていないこと
- この世界に端があるのか。端を示す場面を見つけていない。端が問題になった回も一度も無い。行きたいところには、たいてい行けている
絵を開いた 事実(第789話) 端らしきものが、一度だけ画面に出た。第789話の最後のこまは、海にうかぶ島を遠くから見た絵で、まわりに何も描かれていない。ただしこれは島の端で、世界の端ではない。端が問題になる場面は、この回にも出てこない
- 島がいくつあるのか、海の先に何があるのか。示す場面が出てこない。行き先は名前だけで現れる。名前を集めれば、点の数までは数えられる
絵を開いた 事実(第661話) 点を数えたら、一つだった。行き先として名前が出るのは島だけになる ── 第661話のチラシ、第665話の船の行き先、第789話の海にうかぶ島。ほかの島の名前も、海の先にある場所の名前も、開いた範囲では出てこない。いくつあるかではなく、名前が一つしか無い状態になる
- どこまで同じ仕組みが通っているのか。島では通っていて、熱のあとの場所では違っていた。行った先の回で、級や札が出るかを見れば分かれる
絵を開いた 事実(第101話) 級のほうを確かめた。2020年10月の第101話で、ふだんの場所では3級の札が使われている。行った先で級や札が出るかは、島の回を開くまで決まらない
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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