ひきだし

ものは消えて、関わりだけが残る

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • 帰る回では、荷物を詰めるところと礼の言葉が描かれる 確認済(第766話
  • 白い鳥のかたちの船が出て、屋台の歌で見送られる 確認済(第767話
  • 土産の石を買う一続きでは、石が床に散らばって終わる 確認済(第526話
  • 帰ったあとの回で、持ち帰ったものが出てこない 未確定

この記事で、まだわかっていないこと 3

帰る回がある。荷物をつめ、礼を言い、船が出て、見送られる。 確認済(第766話 確認済(第767話 白い鳥のかたちの船で、屋台の歌が流れている。

持ち帰るものはある。 石、土産、荷物。

帰ったあとの回で、それらが出てこない。

持ち帰るところまでは、ていねいに描かれる

まず、描かれているほうを書く。

リュックに荷物をつめる場面がある。 確認済(第766話 そこで礼の言葉が出る。

石の一続きでも、買うところから始まっている。 確認済(第517話 机にのせ、床に散らばり、じろじろ見られる。 確認済(第526話

持ち帰ることは、話の一部になっている。

そのあとが、続かない

石は、床に散らばったまま終わる。 次の回では、別の話になっている。

島から戻ったあとも同じで、詰めた荷物が開かれる場面を、 こちらは挙げられない。 未確定

使う場面も、飾る場面も、話題になる場面も少ない。 持ち帰ったものが、暮らしの中に現れない。

いっぽうで、残っていそうなものがある

ここが、この記事のいちばん言いたいところになる。

向こうで知り合った者は、あとの回に出てくる。

島で一緒になった者たちが、そのあとの回にも出ている。 人物の札を見ると、島の時期に増えた者が、 そのあとの年にも映り続けている。

ものは消えて、関わりは残る。

そう読めるだけの並びがある。 そして、そう言われてはいない。

この読みは、半分だけ数えられる

正直に書いておく。この読みは、片側しか確かめられない。

関わりが残るほうは、札で数えられる。 札は絵を見て付けてあるので、誰がいつ映っているかは追える。 島の前と後で、同じ者が映り続けているかどうかは出る。

ものが消えるほうは、数えられない。

石が次の回に映っていないことは分かる。 それが「持っていない」なのか「描かれていない」なのかが分からない。 一回ぶんが短いので、その日の話に関わらないものは映らない。

片側が数えられて、片側が数えられない。 だから、この読みはきれいに見えるぶん、危ういと思う。

向こうの話を、しなくなる

もうひとつ、気づいたことがある。

帰ったあとの回で、向こうの話をする場面が多くない。 未確定

あのとき、と言い出す回。向こうの品の話をする回。 思い出すところが、あまり描かれない。

行っているあいだは、何か月も続いた。 戻ると、急に語られなくなる。

これは、この作品の切りかたと同じ形でもある。 終わったことを持ち越さない。討伐の相手も、食べ終わった器も。 旅そのものも、同じ扱いを受けている。

数えれば、少し近づける

この問いは、進める道がある。

島の一続きの前と後で、映る顔ぶれがどう変わったかを見る。 札で数えられるので、これはできる。

向こうの話をする回を拾う。 こちらは絵を見ることになる。

二つが出れば、「ものは消えて関わりは残る」が どこまで言えるかが分かる。

いまは、そう読めるだけの並びがあるというところまでになる。 並びは、読みではない。そこだけ分けて書いておきたい。

まだわかっていないこと

  • 持ち帰ったものが、そのあとどこへ行くのか 掘っていない
  • 帰ったあと、向こうの話をする回があるのか 掘っていない
  • 関わりが残るという読みを、数えられるのか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。