ひきだし

作るほうがよい、と言われる場面がある

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • 早い時期に、手づくりのものを口のまわりに付けて食べる回がある 確認済(第17話
  • 手づくりがいいかも、という言葉が出る回がある 確認済(第967話
  • 毛糸を編んで守りのものを作る回が、そのあとに続く 確認済(第969話
  • なぜ作るほうがよいのかは、語られない 未確定

この記事で、まだわかっていないこと 3

自分で作る回がある。買う回もある。

二つが並んで、どちらにするか考える場面がある。 そこで、作るほうがよいという言葉が出る。 確認済(第967話

理由は語られない。この記事は、その空きのまわりを見る。

並んだ回を、順に追う

一続きになっている。

どんぐりと花ときのこが出て、手づくりがいいかもという言葉が出る。 確認済(第967話 頭の上に光る輪がのっている回でもある。

そのあと、毛糸を編む手もとが描かれる。 編んだものは、合格のための守りになる。 確認済(第969話 ご加護があるのか、という問いもそこで出る。

拾う・作る・渡すが、ひと続きになっている。

拾ったもので作れば、買うことは要らない

ここが効いてくる。

どんぐりも、花も、きのこも、拾ったものだ。 店で買ったものではない。

そう見ると、この回では買うことがはじめから外れている。 作るか買うかで迷ったのではなく、拾えたから作ったとも読める。 ファン考察

そして、この世界には食べ物が湧いて出る場所もある。 拾えるものが多い世界では、買うことのほうが特別なのかもしれない。

材料がどこから来るのか、が分からない

この読みには、すぐに穴がある。毛糸だ。

どんぐりは拾える。毛糸は拾えない。

編んだものを作るには、糸が要る。 糸をどこで手に入れたのかは描かれていない。 未確定

買っていたのなら、作ることと買うことは地続きになる。 手づくりは、買ったものの形を変えただけになる。

ここが決まらないかぎり、「作るほうがよい」の意味も決まらない。 買わずに済ませたのか、買ったうえで手を加えたのかで、まるで違う。

気持ちがこもる、とは言われていない

いちばん自然な読みは、これだと思う。 ファン考察

作ったほうが気持ちがこもる。 渡す相手のことを考えながら手を動かす。 だから作るほうがよい。

この読みは、たぶん多くの読者が置く。 そして、作中でそう言われた場面をこちらは挙げられない。

言われていないことを、言われたことにしたくない。 言葉としてあるのは「手づくりがいいかも」までで、そこから先は読者の側になる。

早い時期にも、手づくりは出ている

もうひとつ、時期のことを書いておく。

本編が始まって一か月半のところに、手づくりのものを食べる回がある。 確認済(第17話 口のまわりに付いていて、帽子をかぶっている。

六年のあいだに、何度も出てくる形ということになる。 シールを手づくりする回もある。 確認済(第491話

作ることは、この作品では特別な出来事として置かれていない。 ふだんの選択肢のひとつとして、ずっとそこにある。

そう並べると、「作るほうがよい」という言葉も、 重い宣言ではなく、その日そう思った、というくらいのものに見えてくる。

受け取った側が、描かれない

最後にひとつ。

作ったものを渡された側が、それについて何か言う場面を、 こちらは見つけていない。 未確定

作る過程は描かれる。渡すところも描かれる。 そのあとが続かない。

これは、もらったものが次の回に出てこないことと同じ形になる。 作ることの意味は、作った側にしか描かれていない。

だとすると、「作るほうがよい」は 渡す相手のためではなく、作る側のためだったのかもしれない。 そこまでは、この作品は言っていない。

まだわかっていないこと

  • 作ることに、買うことと違う意味があるのか 掘っていない
  • 材料がどこから来るのか 掘っていない
  • 作ったものを渡された側が、どう受け取ったのか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。