討伐の仕事は、誰が出しているのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
窓口までしか描かれず、向こうが出ない
- 窓口がいなくなっても、仕組みは続く
- 鎧が決めている、という読みが弱くなる
- 上が隠されているのではなく、描かれない
- そう読むと、鎧も仕組みの中に立つだけだ
- 見つからないうちは、窓口しか無いと書く
札が並んでいる場所がある。選び、受け、終えて戻ると報酬だ。 渡しているのは鎧を着たキャラだ。 事実(第37話)
渡す者はいる。出している者が出てこない。
受付は、ちゃんと描かれている
まず、描かれているほうを並べる。
札の文字が並ぶところ。 事実(第37話) 草むしりと討伐の文字が並んで出る回。 事実(第469話) 受付の向こうから声がする回。 事実(第253話)
窓口としては、そろっている。 場所があり、担当がいて、品目が並ぶ。 迷って選ぶこともできる。
ここまでは、読者にもよく分かる。
分からないのは、その向こう
受付の向こうから声がする、という回が効いている。 事実(第253話)
向こう側があるということだ。 少なくとも、この仕事場には奥がある。
ところが、奥から何かが出てくる場面は、出てこない。 書類が回ってくるところも、上から指示が来るところも出てこない。
つまり、こう分かれる。
ひとつ。鎧が自分で決めている。 何を出すか、いくらにするかを、 あの場で決めている。 ふたつ。上から回ってきたものを渡しているだけ。 決めているのは別のところで、鎧は窓口の役をしている。
どちらとも決められない。
考察/ここまでで言えること
窓口がいなくなっても、仕組みは続いていた。
鎧を着たキャラは、2022年と2023年の二年、一話も映っていない。 事実(第852話) そのあいだも札の仕組みは無くなっていない。
これは「鎧が決めている」という読みを弱くする。 決めている者がいなくなれば、仕事も止まりそうなものだ。
止まらなかったということは、 決めているところが、窓口とは別にあるか、 決めている者がそもそもいないかになる。
100倍が、手がかりになる
判断の材料になりそうなのが、報酬の跳ね上がる回だ。
100倍と書かれた紙が配られる。 事実(第660話) 着いた先の小屋にも、同じ数字が出てくる。 事実(第684話)
報酬が跳ね上がるなら、誰かがそこに高い値を付けた。
ふだんの報酬と別の扱いになっているなら、 ふだんとは別のところが決めているという読みが立つ。 巷の説 つまり、上の段がある。
弱いところがある。 鎧が自分で値を上げたという読みも、同じくらい立つ。 そして、紙を配った者そのものが描かれていない。 配った者が鎧なのかどうかも、決まらない。
渡す側も、危ないところへは行かない
もうひとつ、気づいたことがある。
札を渡すキャラが、その仕事に一緒に出ていく場面は、出てこない。
渡して、見送る。戻ってきたら受け取る。 同じ危なさを引き受けている描かれかたにはなっていない。
これは窓口の役としては自然だ。 同時に、上と下が分かれているようにも見えてくる。
この読みの、弱いところ
受付の回は三つを引いている。
奥から何も出てこない、と言うには、 受付の出る回を拾いきったことが要る。 二年映っていない、という数も、記録に書き落としがあれば動く。
ここから先は推測
段は、上に無いのかもしれない。
考察/もう少し先まで読むと
上があって隠されているのではなく、上が描かれていない。
この世界には、決めた者の出てこないものがいくつもある。 級、禁止、店の名前、建物、道具。どれも、作った側が画面の外にいる。
討伐の求めも同じ棚に入るのだとしたら、 上の段を探すこと自体が見当ちがいということになる。
そう読むと、鎧は「上から回ってきたものを渡す者」でも 「自分で決める者」でもなくなる。 仕組みが先にあって、そこに立っているだけの者だ。
二年いなくても仕組みが回ったのは、そのためだと読める。 立っているだけなら、立っていなくても回る。
段が見えない
この問いは、二段になっている。求めの出どころと、渡す側の位置。
どちらも、いまの材料では埋まらない。
考察/いちばん先まで読むと
見つからないうちは、この世界には窓口しか無い、と書いておくほうが正確だ。
確かめられるとしたら、奥から何かが出てくる回を見つけることになる。 紙が回る、指示が来る、誰かが出てくる。一回でも見つかれば、段があると言える。
そして、受付の向こうから声がしている以上、 向こう側があること自体は絵に出ている。 事実(第253話)
つまりこの問いは、無いことの話ではなく、届いていないことの話だ。 向こう側はある。そこから何も出てこない。
まだわかっていないこと
- 求めがどこから出ているのか。奥から何かが出てくる回を一つでも見つければ、段があると言える。紙が回る、指示が来る、誰かが出てくる。まだ見つけていない 事実(第37話)
幕の下から札が出てくる。段は一つだけ画面に出る
絵を開いた 事実(第37話) 一段だけ見つかった。第37話で、鎧さんが労働の幕の下から札を出す。ガラッと戸を開ける音が付いている。奥から出てくるのはそこまでで、鎧さんより上は画面に入らない
- 札の中身を決めているのが誰なのか。並べる者と渡す者は同じだが、書く場面も、届く場面も出てこない
絵を開いた 事実(第37話) 配る場面を開いた。第37話で、労働、と書かれた看板の下に鎧が立ち、討伐と草むしりの札をガランと吊るす。終えて戻ると、同じ鎧が青い缶を渡す。並べるのも渡すのも同じ者だ。ただしその鎧が札の中身を決めた形は出てこないし、札がどこから来たのかも画面に入らない
- 鎧より上の段があるのか。受付の向こうから声がする回はあるので、向こう側があること自体は絵に出ている。出てくる場面が無い
数えた 向こう側があること自体は絵に出ている。そこは変わらない。鎧さんの出る144話のうち、上の段らしい者が同じ回に出る回は記録されていない
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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