札を渡す側と、札を出す側は同じなのか
第1160話まで読んで書いています
先に結論
札が並んでいる場所がある。選び、受け、終えて戻ると報酬になる。 渡しているのは鎧を着た人物だ。 確認済(第36話)
渡す者はいる。出している者が出てこない。
この記事は、その二つが同じなのかどうかの話になる。
受付は、ちゃんと描かれている
まず、描かれているほうを並べる。
札の文字が並ぶところ。 確認済(第36話) 草むしりと討伐の文字が並んで出る回。 確認済(第467話) 受付の向こうから声がする回。 確認済(第252話)
窓口としては、そろっている。 場所があり、担当がいて、品目が並ぶ。 迷って選ぶこともできる。
ここまでは、読者にもよく分かる。
分からないのは、その向こう
受付の向こうから声がする、という回が効いている。 確認済(第252話)
向こう側があるということだ。 少なくとも、この仕事場には奥がある。
ところが、奥から何かが出てくる場面を、こちらは挙げられない。 書類が回ってくるところも、上から指示が来るところも出てこない。
つまり、こう分かれる。
ひとつ。鎧が自分で決めている。 何を出すか、いくらにするかを、 あの場で決めている。 ふたつ。上から回ってきたものを渡しているだけ。 決めているのは別のところで、鎧は窓口の役をしている。
どちらとも決められない。
100倍が、手がかりになる
判断の材料になりそうなのが、報酬の跳ね上がる回だ。
100倍と書かれた紙が配られる。 確認済(第658話) 着いた先の小屋にも、同じ数字が出てくる。 確認済(第682話)
報酬が跳ね上がるということは、誰かがそこに高い値を付けたということだ。
ふだんの報酬と別の扱いになっているなら、 ふだんとは別のところが決めているという読みが立つ。 ファン考察 つまり、上の段がある。
弱いところがある。 鎧が自分で値を上げたという読みも、同じくらい立つ。 そして、紙を配った者そのものが描かれていない。 配った者が鎧なのかどうかも、こちらは言えない。 未確定
渡す側も、危ないところへは行かない
もうひとつ、気づいたことがある。
札を渡す人物が、その仕事に一緒に出ていく場面を、こちらは見つけていない。
渡して、見送る。戻ってきたら受け取る。 同じ危なさを引き受けている描かれかたにはなっていない。
これは窓口の役としては自然だ。 同時に、上と下が分かれているようにも見えてくる。
そしてもう一つ。鎧を着た人物は、 2022年と2023年の二年、一話も映っていない。 そのあいだも札の仕組みは無くなっていない。 確認済(第833話)
窓口がいなくても、仕組みは続いていた。 これは「鎧が決めている」という読みを少し弱くする。 決めている者がいなくなれば、仕事も止まりそうなものだからだ。
ここから飛躍する
段は、上に無いのかもしれない。
この世界には、決めた者の出てこないものがいくつもある。 級、禁止、店の名前、建物、道具。どれも、作った側が画面の外にいる。
討伐の求めも、同じ棚に入るのだとしたら、 上の段を探すこと自体が見当ちがいということになる。 上があって隠されているのではなく、上が描かれていない。
そう読むと、鎧は「上から回ってきたものを渡す者」でも 「自分で決める者」でもなくなる。 仕組みが先にあって、そこに立っているだけの者になる。
これは飛躍だ。 描かれていないことと、無いことは別だ。 そして受付の向こうから声がしている以上、 向こう側があること自体は絵に出ている。 確認済(第252話)
段が見えない
この問いは、二段になっている。求めの出どころと、渡す側の位置。
どちらも、いまの材料では埋まらない。
確かめられるとしたら、奥から何かが出てくる回を見つけることになる。 紙が回る、指示が来る、誰かが出てくる。一回でも見つかれば、段があると言える。
見つからないうちは、この世界には窓口しか無いと書いておくほうが正確だと思う。
まだわかっていないこと
- 求めがどこから出ているのか 掘っていない
- 渡す側が、出す側と同じなのかどうか 掘っていない
- 鎧より上の段があるのかどうか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。