読みが、設定に見えてくるまで
第1160話まで読んで書いています
先に結論
裏設定という言いかたが、巷のまとめでよく使われる。 作品の中で説明されていないことを、まとめて指す言葉として使われている。
この記事は、その言葉が何を指しているかの話になる。
二つのものが、混ざっている
分けると、こうなる。
ひとつ。公式が別のところで出したもの。 公式サイト、紹介ページ、出版社の情報。 これは確かめられる。 出どころを示せる。
ふたつ。読む側が読み取ったもの。 場面を並べて、そこから引いた読み。 これは読みになる。 確かめる先が無い。
二つが、同じ言葉で呼ばれている。
混ざると、何が起きるか
こういうことが起きる。
作中に、制度という語が画面に出る回がある。 確認済(第505話) これは絵の中にある。 確かめられる。
いっぽう、その制度が誰のものでどう動くかは、読み取るしかない。 そこを裏設定と呼ぶと、絵にあるものと同じ棚に入る。
手の中に数字を持つ回もある。 確認済(第102話) 数字は絵にある。何の数字かは絵に無い。
絵にあるところまでと、そこから先が、言葉の上で一つになる。
このサイトは、三つに分けている
こちらのやりかたを書いておく。
| 何か | 印 | |
|---|---|---|
| 確認済 | 公式で確かめられる | 緑・確認した回を添える |
| ファン考察 | 巷で語られている | 黄 |
| 未確定 | 作中で説明されていない | 赤 |
三つを混ぜないと決めている。
この分けかたは、便利だから選んだのではない。 混ぜると、あとから分けられなくなるからになる。
一度そう見えると、戻せない
ここが、この記事でいちばん言いたいところになる。
読みが設定に見えてくると、後から分けるのが難しくなる。
理由は、読みのほうがよくできているからだと思う。 場面をうまく説明する読みは、そのぶん本当らしく見える。
湧く場所についての読みを例にする。 確認済(第473話) 食べ物の出どころだ、という読みは、作る場面が描かれないことをまとめて説明する。 説明できるぶん、設定に見えてくる。
そして、いちど設定として覚えると、 次に読むときにはその前提で場面を見ることになる。 前提で見た場面は、その前提を裏づけるように見える。
ぐるぐる回って、出どころが分からなくなる。
言葉づかいが、読みかたを決める
だから、これは言葉の問題でもある。
「裏設定」と呼ぶと、設定として扱われる。 「そう読まれている」と呼べば、読みとして扱われる。
同じ中身でも、呼びかたで置き場所が変わる。
このサイトが色と印を付けているのは、そこを機械で押さえるためになる。 書き手が気をつけるだけでは、いつか混ざる。 だから、印の無い断定は公開前のチェックで止まるようにしてある。
こちらも、完全ではない
正直に書いておく。
公式が別のところで出したものを、こちらは全部拾えていない。 未確定 公式サイトの紹介文、告知、別の媒体。 拾えているのは、このサイトが並べている投稿と、いくつかの公式ページだけになる。
だから、こちらが「説明されていない」と書いたものが、 どこかで説明されている可能性は残っている。
そのときは、直す。直せるように、出どころを添えてある。 出どころの無い断定は、直しようがない。 そこが、混ぜないでおくいちばんの理由だと思う。
まだわかっていないこと
- 公式が別のところで出したものが、どれだけあるのか 掘っていない
- 読み取ったものと、出されたものを分ける手立て 掘っていない
- 言葉づかいが読みかたを決めてしまうのを、どう防ぐか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。