ひきだし

うさぎの声に、意味はあるのか

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • 本編1160話のうち499話(43.0%)に出る 確認済(第15話
  • 初期に、同じすがたのものが四ひき並ぶ回がある 確認済(第15話
  • 「ウラ」「ヤハ」など、大声で叫ぶとされている 確認済(アニメ公式サイト キャラクター紹介)
  • 意味があるかどうかは示されていない 未確定

この記事で、まだわかっていないこと 4

先に、数の話をする

本編1160話のうち、うさぎが出るのは499話(43.0%)。 ちいかわ(77.5%)とハチワレ(74.6%)に次いで三番目で、 五回に二回以上は画面にいる

意味のある言葉をほとんど話さない人物が、これだけ出ている。 声に意味があるかどうかは、この作品の相当大きな部分にかかっている。

記録できている声

3文に書きとめた声を、出た順に並べる。

書きとめた声
第15話(2020年2月)ヤハー
第25話(2020年4月)ウララララ
第91話(2020年10月)ウラ
第157話(2021年1月)ウララ
第241話(2021年5月)ウラウラ
第511話(2022年7月)ウラ
第537話(2022年9月)ウラ
第793話(2024年1月)ウラ イーハイ
第954話(2025年1月)イウラハァイヤ
第970話(2025年3月)ウラ
第1154話(2026年9月)ヤハ

6年半のあいだ、増えても減ってもいない。 「ウラ」と「ヤハ」の組み合わせが、最初から最後まで続いている。 いちばん新しい回の「ヤハ」は、いちばん古い回の「ヤハー」と同じだ。

ひとつだけ長いものがある。第954話の「イウラハァイヤ」だ。 これを別の音と見るか、同じ音の伸びたものと見るかは決められない。 未確定

(3文はこちらが絵を見て書いたもので、作中の全部ではない。 それでも、変わっていないことはこれで言える。)

第15話に、四ひきいる

いちばん引っかかるのはここだ。

2020年2月10日の回に、うさぎと同じすがたのものが四ひき、 横一列に並んでいる。 確認済(第15話 そして「ヤハー」と叫ぶ。

この四ひきがその後どうなったかは描かれていない。 未確定 いまのうさぎが、そのうちの一人なのかどうかも出てこない。

種類の名前なのか、個体の名前なのか── この一回があるせいで、うさぎという呼び名の意味が決まらなくなっている。

ほかに確かめられること

  • こわいものを前にしても平気そうにしている回がある 確認済(第23話
  • 体の色が変わっていく場面に居合わせる回がある 確認済(第77話
  • 罠にかかってつり上げられる回がある 確認済(第547話
  • 泥に残った足跡から追われる回がある 確認済(第521話

声以外のところでは、ふつうに巻きこまれている。 声が通じていないせいで困る場面は、見当たらない。

語られている説

「声に意味はあるのか」について。 ファン考察

説1 まわりには通じている

いちばん多い読み。ちいかわもハチワレも、うさぎの声に普通に応じている。 だから意味はある、という筋。

弱いところは、通じたことを確かめる場面が無いこと。 応じているように見えるだけかもしれない。

この説だと説明できないこと。 6年半変わらないこと。 意味のある言葉なら、話題に応じて言い方が増えそうなものだ。 同じ音が6年半続くのは、言葉より鳴き声に近い。

説2 意味は無く、勢いだけがある

鳴き声として読む見方。感情の大きさだけが伝わっている、という筋。

弱いところは、場面によって明らかに違うことを言っていること。 喜ぶときと、拒むときで、応じかたが変わっている。

この説だと説明できないこと。 第15話の四ひき。 鳴き声だとしても、なぜ四ひき並ぶ回があるのかは別の話だ。

説3 話せるが、話さない

話す力はあるが、この形で通している、という読み。 選んでそうしている、という見方。

弱いところは、根拠が一つも無いこと。話した場面が見当たらない。

この説だと説明できないこと。 特に無い。 何も言っていないので、何も説明できない。

ここから飛躍する

ここから先は根拠が薄い。飛躍だと分かるように、節を分けて置く。 ファン考察

この作品は、ほかの人物にはたいてい言葉になっていない部分を残している。 鎧さんは顔を見せない。ラッコは誓いの先を言わない。 むちゅうマンは「仕事」と言うことを止められる。

うさぎだけが、最初から全部を声に出している。 隠していない。ためらっていない。6年半、同じ調子で叫びつづけている。

ここからこう読める。

意味が無いのではなく、隠すものが無い。

意味が読み取れないのは、中身が空だからではなく、 そこに伏せられたものが何も無いからかもしれない、という向き。

この世界でいちばん分かりにくい声を出す人物が、 いちばん何も隠していない──と読むと、位置が反転する。

これは飛躍だ。 根拠は「変わらない」ことだけで、 第15話の四ひきを説明できていない。

六年半かけて、同じところへ戻る

意味があるかどうかを決める手だてが、こちらには無い。

見えているのは、変わっていないという一点だけになる。 2020年2月の「ヤハー」と、2026年9月の「ヤハ」のあいだに、 言い方の変化が見当たらない。6年半かけて、同じところへ戻っている。

そして、最初の回には四ひきいた。 その四ひきがどこへ行ったかは、まだ出ていない。

まだわかっていないこと

  • 声の種類がいくつあるのか 掘っていない
  • ちいかわたちに意味が分かっているのか 掘っていない
  • 言葉で話せるのかどうか 掘っていない
  • 第15話の四ひきが、いまのうさぎと同じものなのか 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。