半分こで始まった作品に、よこせと言う者がいる
第1160話まで読んで書いています
先に結論
いちばん古い回で、半分こにしている。 確認済(第1話) 持って、分けて、ひとくち食べる。
この作品の始まりが、分けることだった。
そして六年たったいまも、よこせと言う者が出てくる。
取りにいく場面も、同じくらいある
並べると、はっきりする。
皿の上のものをよこせと言う回。 確認済(第613話) 両方くれ、という言い分が出る回。 確認済(第872話) 二本とも手に入れて、転がる回。 確認済(第1152話)
**2023年、2024年、2026年。**続いている。
分ける回と、取る回。二つが同じ世界に並んでいる。
取る側が、悪く描かれない
いちばん引っかかるのは、そこになる。
よこせと言う者が、止められない。
叱られる場面も、返させられる場面も、こちらは挙げられない。 そのまま次の場面へ進む。
転がる回では、手に入れたほうがそのまま転がって終わる。 確認済(第1152話) 罰も、反省も、仕返しも出てこない。
つまり、この世界では取ることが、いけないこととして描かれていない。
決まりなのか、習いなのか
そこから、問いが二つに分かれる。
決まりなら、取る者が止められるはずだ。 止められない。 だから、分け合うことはこの世界の決まりではない。
習いなら、半分こは選ばれていることになる。 選べるのに、分けるほうを選んでいる。
二つめのほうが、たぶん合っている。 そして、選んでいる理由は描かれていない。
これは、この作品でくり返し出てくる形と同じになる。 やっていることは描かれる。なぜそうするかは出てこない。
分ける相手と、取りにくる相手が違う
並べていて気づいたことがある。
いつも一緒にいる者とは分ける。そうでない者は、取りにくる。
半分この回は、いつもの相手と一緒だ。 確認済(第1話) よこせと言う回で来るのは、たいてい別の者になる。 確認済(第613話)
ここに線があるのかもしれない。 ファン考察 分け合うのは間柄の印で、取ることは間柄の外にいる印になる。
弱いところがある。 こちらは、この線を数えていない。 未確定 誰が分けて誰が取ったかを、全部拾ったわけではない。 数えれば確かめられるはずだが、やっていない。
そして、取りにくる側がいつも同じ者とはかぎらない。 札を見るかぎり、取る側にまわる者は何人かいる。
「分け合う話」として紹介されることの、危うさ
巷では、この作品を分け合う優しい話として紹介することが多い。 ファン考察 半分この回が、いちばん最初にあることも効いていると思う。
その読みは、片側しか見ていない。
六年ぶん並べると、取りにいく場面も同じくらい出てくる。 そして、取る側が悪く描かれない。
優しい世界ではなく、優しさも取り合いも同じ重さで置かれている世界 というほうが、並べたものには近い。 ファン考察
そう読むと、半分この回の見えかたも変わる。 当たり前のことをしているのではなく、 そうしなくてもよいところで、そうしていることになる。
始まりに置かれていることだけは、確かになる
決められないことが多い記事になった。
決まりか習いかは分からない。線があるかも数えていない。 取る者が止められない理由も出てこない。
確かなのは、いちばん古い回が半分こだったことになる。 確認済(第1話)
それが作品の宣言だったのか、たまたまその日の絵だったのかも、 やはり分からない。分からないまま、六年そこにある。
まだわかっていないこと
- 分け合うことが決まりなのか、習いなのか 掘っていない
- 分ける相手と、取りにくる相手に線があるのか 掘っていない
- 取る側が止められない理由 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。