通らないと分かっていても、言う
第1160話まで読んで書いています
先に結論
いやだと言う場面が、何年にもわたって出てくる。
網の中で。 確認済(第46話) 立入禁止の板の前で。 確認済(第672話) うわさを聞いて。 確認済(第731話) 逃げるときに。 確認済(第816話) 飛んでくるものに。 確認済(第1008話)
2020年から2025年まで、場面はばらばらになる。
共通しているのは、断っていること
中身を見ると、そろっていない。
危ないこと。乗り気でないこと。受け入れたくないこと。 何がいやなのかは、そのつど違う。
共通しているのは、断っていることそのものになる。
そして、もうひとつ共通していることがある。
通らない
この世界では、断ることがあまりうまくいかない。
仕事は受けることになる。行くことになる。巻きこまれる。
網の中の回では、最後に大きな叫びが出る。 確認済(第46話) それで網から出られたわけではない。
立入禁止の板の前でも、くり返しの声が出る。 確認済(第672話) 夜の海べに立つ背中が、同じ回にある。
声は出る。場面は、そのまま進む。
それでも、言い続ける
ここが、この記事のいちばん言いたいところになる。
通らないと分かっていても、言う。
六年ぶん、同じ形がくり返されている。 効かないのに、やめない。
これを、二通りに読める。
ひとつ。効くと思って言っている。 ファン考察 毎回、今度こそ通ると思っている。 この読みだと、学ばない者として描かれていることになる。
ふたつ。効くかどうかとは別に、言っている。 ファン考察 断ることそのものに、別の役がある。
ふたつめのほうを取りたい。
言うことが、残る
なぜかを書く。
この作品では、言ったところで場面が切れることが多い。 礼も、謝りも、言ったところで終わる。返ってこない。
いやだも、同じ形になる。
言って、そのまま進む。言ったことだけが残る。
そう並べると、断る言葉は相手を動かすためではなく、 自分の側に置くために出ているように見えてくる。
いやだと思ったことを、いやだと言った。 それが通らなくても、言ったことは変わらない。
弱いところ
そのうえで、この読みには足りないところがある。
そう言われた場面が無い。
言っても無駄だ、と誰かが言う回も、 それでも言うんだ、と言う回も、こちらは指せない。
言葉の役目を、作中の者が説明しない。 この作品は、たいていそうなっている。
通る回が、あるかどうか
進める道を書いておく。
断る言葉が通った回があるかどうか。
一度でもあれば、上の読みは弱くなる。 効くことがあるなら、効くと思って言う理由になる。
こちらは、まだ拾っていない。 未確定
拾うには、いやだと言う回を全部並べて、 そのあと場面がどう進んだかを見ることになる。 絵を開く仕事になる。確認の待ち行列に出してある。
いま言えるのは、六年ぶん、同じ形で出続けているということと、 こちらが挙げられる回では、どれも通っていないということになる。
まだわかっていないこと
- 断る言葉が通った回があるのか 掘っていない
- 効くと思って言っているのか、別の理由なのか 掘っていない
- 言葉の役目を、作中で説明した場面があるか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。