ひきだし

鎧さんに、上下関係はあるのか

第1191話まで読んで書いています

先に結論考察

決まらない。役の違いと分けられない

  • 無いのか、描かれないのかも分けられない
  • 一つめが分からず、二つめも問えない
  • 窓口がいなくても、仕組みは続いた
  • 上がいるなら、下がいないときに出るはず

この記事で、まだわかっていないこと 3

いくつかの鎧が並んで立っている回、並んですわっている回がいくつもある。

切り株に人形をのせる回で、三つが並んでいる。 事実(第321話) 激辛の粉のびんが出る回で、並んですわっている。 事実(第518話) 茶色い鎧が三つ並ぶ回もある。 事実(第975話)

並んでいるということは、少なくとも同じ場に居あわせる間柄だ。 そこから先が分からない。

序列の印が、描かれていない

探しても、出てこない。

身につけているものは、同じ形をしている。 大きさも、大きくは変わらない。 誰かが誰かに指示を出している場面は、出てこない。

三つ並ぶ回では、真ん中が上に見えるという読みもできる。 事実(第321話) それは、並びの真ん中を上と見る読む側の習慣だ。 作品がそう描いたわけではない。

巷の読み。上に立つ鎧がいる

巷では、上に立つ鎧がいるという説が語られる。 巷の説

根拠に挙げられるのは、抜き打ちで見回りに来るような場面の運びだ。 事実(第975話) 確かめる側と、確かめられる側がいる。

この読みは、一点で弱い。

見回る者が上位だとはかぎらない。 役が違うだけかもしれない。 窓口に立つ者と、見回る者。同じ高さで、やることが違うだけかもしれない。

二つを分ける手がかりが無い

  • 指示が出る場面。 誰かが誰かに言う。
  • 報告が上がる場面。 終わったことを伝える。
  • 見た目の差。 上の者だけが付けているもの。

どれも、出てこない。

考察/ここまでで言えること

役の違いと、立場の高さの違い。この二つを分ける手がかりが無い。

分けるには、こういうものが要る ── 指示が出る場面。報告が上がる場面。見た目の差。

飾りも、記章も、色分けも見あたらない。

巷では、見回りに来る者が上位だと読まれる。 巷の説

そして、この作品には奥から何かが出てくる場面も無い。 受付の向こうから声はする。 事実(第253話) 声の主が出てきたことは無い。

数が減っても、仕組みは続く

鎧を着たキャラの出る回は、年によって大きく上下する。 2021年は47話あるのに、2023年は7話しかない。 事実(第852話) それでも、仕事を渡す仕組みはそのあいだも無くなっていない。

そう読むと、鎧は仕組みを動かす側ですらないのかもしれない。 巷の説 仕組みが先にあって、そこに立っている。

考察/もう少し先まで読むと

窓口がほとんど出てこなくても、仕組みは続いた。

これは、上下の話にも効く。 上に立つ者がいて、下に窓口がいるなら、 下が減ったときに上が出てきてよさそうになる。

出てこない。誰も代わりに立たず、それでも仕組みは回っている。

これは飛躍だ。 二年ぶんは、書きとめが足りないだけかもしれない。 実際、その期間に鎧の映る回はある。 事実(第499話) 記録の抜けと、いなくなったことを分けられていない。

分けられないと書いておく

上下があるとも、無いとも言えない。

考察/いちばん先まで読むと

上下が無いのか、描かれていないのかも、また分けられない。

言えるのは、分けるための手がかりが作中に無いということだけだ。

そして、この二重の分からなさはこの作品でくり返し出てくる ── 姿の変わることも、同じものかどうかが決まらないまま原因を問うことになる。 島の者たちも、分ける線が決まらないまま分けるかどうかを問うことになる。

一つめが分からないので、二つめも問えない。 問いの手前で止まるところが、いくつもある。

そして、止まる位置はいつも同じになる ── 分けかたが決まっていないところだ。

この読みの、弱いところ

並ぶ回は三つを引いている。

序列の印が描かれていない、と言うには、 鎧の出る回を一つずつ当たることになる。 窓口が減っても仕組みが続いた、という線は、本文も飛躍だと書いている。

まだわかっていないこと

  • 上に立つ者がいるのかどうか。指示が出る場面も、報告が上がる場面も、見た目の差も指せない。三つのどれかが出れば決まる

    数えた 鎧さんの出る144話のうち、二つ以上が同じ回に出るのは3話だけ。指示が出る場面も報告が上がる場面も、そもそもふたつがそろう回がほとんど無い

  • 見回る者が上位なのか、役が違うだけなのか。窓口に立つ者と見回る者が同じ画面に出る回を探して、やりとりを見れば当たりが付く

    数えた 同じ画面に出る回を探した。三つの鎧さんのうち二つ以上がそろうのは3話だけだ(第252話・第338話・第499話)。やりとりを見られる回がほとんど無い

  • 並びかたに意味があるのか。三つ並ぶ回で真ん中が上に見えるのは、読む側の習慣だ。並ぶ回を集めて、同じ者が同じ位置に立つかを見れば決まる

    数えた 三つ並ぶ回は、記録のうえでは無い(二つ以上そろうのが3話だけ)。同じ者が同じ位置に立つかを見るには、名前の無い鎧も数えることになる

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
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