この世界に、曜日はあるのか
第1180話まで読んで書いています
先に結論考察
曜日は一度も出ない。暦も日めくりも無い
- 制度は細かいのに、いつ働くかが不明だ
- ふつうは、しくみが細かいほど時も細かい
- 時をはからないので、同じ厚みのまま続く
- 年が出ないから、誰も年をとらない
- 制度ではなく、ふるまいで日を分けている
休みの日は、ある。
シーサーが休みの日に、客としてラーメンを食べる回がある。 事実(第890話) お師匠がちらりと見る。働く側と食べる側が、同じ画面に入っている。
曜日は、出てこない。
考察/ここまでで言えること
制度は細かいのに、いつ働くのかが分からない。
働くしくみは細かく描かれている ── 札で仕事を受ける。報酬の袋を受け取る。級がある。模試がある。抜き打ちがある。
いっぽう、時をはかるものはそろって出てこない。 曜日も、日付も、年も、何時かも。
ふつうは逆だ。 しくみが細かくなるほど、時のきざみも細かくなる。 級や順位を描くなら、曜日も描けたはずだ。
出てこないものを、そろえて並べる
- 曜日
- 日付
- 年
- 何時か
時をはかるものが、そろって出てこない。
出てくるのは、朝と夜、季節の絵、そして一度だけの数として、 二週間で一カ月がおわる、という言いかたがある。 事実(第1134話)
三つの読み
A・休みが制度ではない。 休みという言葉は出るが、決まった休みではなく、その日そうしただけかもしれない。 実際、働いていない回のほうがずっと多い。
B・曜日を出すと、暦が決まる。 暦が決まると、この世界の時間が外の時間とつながってしまう。 つながると、六年ぶんの回に年齢や年数がついてしまう。
C・描く必要がない。 毎日の絵に曜日は要らない。
Cは軽いが、制度をここまで細かく描いている作品としては、少し弱い。
考察/もう少し先まで読むと
時をはからないことで、この世界は同じ厚みのまま続けられる。
Bを取ると、いろいろ説明がつく ── 年が出ないから、誰も年をとらない。 日付が出ないから、季節が何度めぐっても数えられない。 曜日が出ないから、働く日と休む日が数えられない。
そして、これは並べる側のしていることの裏返しだ。 回に番号を振り、日付を並べ、空いた日を目盛りで出している。 作品がはからないものを、外からはかっている。
ただしこれは、外から見た都合の話だ。 作中でそう言われている場面は、どこにも無い。
考察/いちばん先まで読むと
この作品は、制度ではなく、ふるまいで日を分けている。
曜日が無くても、休みだと分かる。 働く場所に、働かない形で現れる。それだけで伝わる。
同じことが、ほかのところでも起きている ── 役の名が無くても、前に出る者は決まっている。 上下が示されなくても、渡す側と受け取る側は分かれている。
この世界は、名前や決まりでは書かれていない。ふるまいの並びで書かれている。 だから、外から数えようとすると、いつも手がかりが足りなくなる。
この読みの、弱いところ
時をはかるものがそろって出てこない、と言うには、 全部の回を当たることになる。
二週間で一カ月という言いかたは一つの回にある。 三つの読みのうちふたつめを取ったのは、こちら側になる。
まだわかっていないこと
- 何日おきに働いているのか。きざみを示すものが出てこない。連続した回のあいだに何日あいたかは、投稿の日付からしか引けない。それは作品の外の数になる
数えた 投稿の側からは数えた。本編どうしの間隔は、1日が589回・2日が343回・3日が85回で、同じ日に二つ出たことも15回ある。ただしこれは投稿の間隔で、作中で何日おきに働いているかではない。作品の外の数だ。そこは変わらない
- 休みを決めているのが誰なのか。申し出る場面も、認める場面も挙げられない。休みの語の出る回の前後を開けば、決める側が映るかは分かる
絵を開いた 事実(第890話) 決める者は出てこないが、休みがあることは画面に出た。第890話で、働く側の鎧が客として来ていて、休みの日なのにッ、と言われる。誰が決めたかは描かれない
- みんなの休みがそろっているのか。そろっていない回は一つある。働く側と食べる側が同じ画面に入っている。ほかにも同じ形の回があるかを探すことになる
絵を開いた 事実(第296話) 同じ形の回が、もう一つあった。第296話で、雨やどりに入った先が働く側の屋内で、なんかイイな「雨」「屋内」「弁当」、と言いながら、そこで弁当を分け合う。働いている側が休んでいる画面に、働いていない側が入りこむ。そろっていない回は、これで二つになる
この記事の方針
- 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
- ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
- 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
- あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
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