考察 / まだわかっていないこと
声が、ふきだしの外に書かれることがあるのはなぜか
この作品には、ふきだしに入る言葉と、入らない言葉があります。
入らないほうは、絵の上に直に置かれます。第130話では、店先の音が画面いっぱいに散ります。第578話の掛け声は大きな字で斜めに入ります。第654話のぶつかる音も、ふきだしの外です。第403話では、ふくらんだ毛の上に字がかぶさります。
この分けかたに、説明はありません。 誰が書いた字なのかも示されません。ふきだしに入っていれば、その者が言ったことになります。入っていないものは、言ったのか、鳴っただけなのか、そのどちらでもないのかが決まりません。
第292話には、ふきだしの中に音符だけが入る回もあります。中と外の線は、あるようで、ゆるいところがあります。
読む側は、外に書かれた字も同じように読みます。読めてしまうので、誰の声なのかを確かめないまま進みます。 気づかないうちに、誰かの声として受け取っていることがあります。
この問いが立つ回
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。