考察 / まだわかっていないこと
看板や貼り紙の字は、どこまで読ませる作りなのか
文字が画面によく出てきます。看板、札、貼り紙、本の背、答案。この作品では、絵の中の文字が話を動かします。
読める字と、そうでない字があります。品の名前や店の名前ははっきり書かれ、人物の名前だけが、ほとんど文字になりません。
この差は、たまたまではなさそうです。名前を書かないでいるのに、値段や級や順位は書く。 何を文字にして、何を文字にしないかが、選ばれているように見えます。
問いはこう置けます。文字になるものと、ならないものの線はどこか。 その線が引ければ、この作品が何を読者に渡し、何を渡さずにいるのかが見えてきます。絵の中の字は書きとめてあるので、当たりを付けるのには使えます。ただし数は出せません。書きとめたのはこちらで、各話に三つまでだからです。
この問いが立つ回
触れているが、絵で確かめていない回
3文(各話の下に置いている短い言葉)を引いて見つけた回です。 絵を開いて確かめてはいないので、確かめた回とは分けて置いています。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。