ひきだし

キメラの伏線は、本当に伏線だったのか

第1180話まで読んで書いています

先に結論考察

つながって見えることと、つもりは別

  • 先に置かれたことは、日付で確かめられる
  • あとで使うつもりだったかは、絵に出ない
  • 巷で伏線と呼ぶものは、三つに分かれる
  • 決まらないなら、呼びかたを分ければよい

この記事で、まだわかっていないこと 3

伏線という言いかたが、巷のまとめでよく使われる。 巷の説 キメラ化の回は、出たその日に話題になった回として挙げられる。 巷の説 あとで意味を持つことが、先に置かれていたという意味だ。

早い時期に、腕が増えて色が変わる回がある。 事実(第10話) 心がふたつある、という声が出る回もある。 事実(第79話) どちらも2020年だ。 そのあと、入れ替わったという声が出る回が来る。 事実(第384話) さらにあと、あん時の魔女か、という問いが出る回がある。 事実(第896話)

考察/ここまでで言えること

先に置かれていたことは、日付で確かめられる。 あとで使うつもりだったかは、絵に出ない。

この二つが、同じ言葉の中で一緒になっている。 伏線と呼ぶには、日付のほかにもう一段要る ── 先に置いたとき、あとで使うつもりだったかどうか。

それは作った側の中にしかない。 どんなに回を並べても、そこは出てこない。

つながって見えたから、伏線と呼ばれる。 つながって見えることと、つなぐつもりだったことは別だ。

一つだけ、事情の違う回がある

あん時の魔女か、という問いが作中で出る。 事実(第896話) 「ゆうじょう」と書かれた木の札が、二つに割れている回だ。

これは読者が結んだのではない。作中の者が、前を指している。

考察/もう少し先まで読むと

結んだのが作品の側だという点だけは、動かない。

どちらの回のことを指しているかは、別の問題として残る。 それでも、その二つが同じものとして扱われていることは言える。

ここが、伏線と呼べる形にいちばん近い。 先に置かれていて、あとで作中から参照されている。

言い換えると、確かめられる伏線は、作品が自分で結んだものだけだ。

三つに分けたい

何が確かめられるか
作中から参照されている先に置かれたことと、結ばれたことの両方
似たものが二度出てくる先に置かれたことだけ
読者が結んだどちらも確かめられない

三つが、同じ言葉で呼ばれている。

いちばん多いのは三つめだ。 三つめが悪いのではない。読みとしては成り立つ。 ただ、作品が用意したものだと言うには、別の根拠が要る。

呼びかたを分ける

考察/いちばん先まで読むと

決着が付かないなら、呼びかたを分けるほうが役に立つ。

作った側に聞くしかないが、聞いても あとから思い出して言っているかもしれない。 つまりこの問いは、答えが出る形をしていない。

答えの出ない問いに答えを出そうとするかわりに、 言葉を三つに割る。

作中から参照されているものは、そう書く。 似ているだけのものは、似ていると書く。 結んだのが自分なら、自分が結んだと書く。

これは作品についての読みではなく、読みかたについての読みだ。

この読みの、弱いところ

三つに割る、というのは呼びかたの話で、 この作品について数えたものではない。

作中から参照されている例は一つになる。 それがどの回を指しているかも、決まっていない。

まだわかっていないこと

  • 先に置いたとき、意味を持たせるつもりだったのか。作った側の中にしかないので、絵をいくら並べても出てこない。出てこないということまでしか言えない

    絵を開いた 事実(第1183話) 作品が後からつなぐことは、確かめられた。三つの星は第115話(2020年)で姿になり、第1183話(2026年)でもう一度出て、この前のお星さまですか、に Yes、と答える。つないだのは読む側ではない。それでも、第115話を描いたときに決めていたかどうかは、これでは出ない。後からつなげることと、先に決めてあったことは別になる

  • つながって見えるものを、どこで数えるか。作中から参照されている回だけなら拾える。似ているだけのものは、似ていると思った時点で数が動く

    絵を開いた 事実(第1183話) 作中から参照されている回なら拾える、という道を一つ試した。第1183話で、シーサーが三つの星に、この前のお星さまですか、と聞いてYesと返る。前に出たのは2020年の第115話で、六年はなれている。これは似ているだけではなく、作中が前を指している例になる

  • あとで意味の出たものを、見つけたときにどう足すか。数では出せないので、一件ずつ名指しで積むしかない

    決めて作った 数えない、を決めごとにした。落ちたものの数を出すには、落ちたものを先に知る必要がある。知っていれば落ちていない。だから、この数は原理として出せない。かわりに、あとで意味の出たものが見つかったときに、その回を一つずつ名指しで足していく形にする。数ではなく、見つかったものを並べる

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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