ひきだし

街灯も旅館も、誰かが作ったはずのものばかり

第1160話まで読んで書いています

先に結論

  • 表札と金のわくと大きなカギが出てくる回がある 確認済(第51話
  • 月と街灯のあかりが並ぶ回がある 確認済(第281話
  • 自動で開く扉のある建物が出てくる 確認済(第399話
  • 門がガシャンと閉じる白い建物もある 確認済(第1018話

この記事で、まだわかっていないこと 3

建てられたものが、たくさん出てくる。

表札、金のわく、カギ。 確認済(第51話 街灯。 確認済(第281話 石だたみと、木でできた旅館。 確認済(第522話 自動で開く扉。 確認済(第399話 門のある白い建物。 確認済(第1018話

どれも、作られたものであることが形から分かる。 自然にそうなったとは読めない。

作る場面が、出てこない

そのうえで、こちらは一つも挙げられない。

建てる場面。直す場面。設計する場面。

道が敷かれるところも、街灯が立つところも、扉が付くところも出てこない。 建物は、はじめからそこにあるものとして置かれている。

これは店の名前と同じ形だ。掛ける場面が無いまま、看板が掛かっている。 名前も建物も、始まりを持たずに使われている。

巷の読み。前に、別の者たちがいた

巷では、いまの住人より前に、別の者たちが住んでいたのではないか という読みが語られる。 ファン考察

根拠は、そろいすぎているという感じのほうにある。 自動で開く扉も、門のある建物も、 いまの住人の暮らしぶりに対して仕組みが立派すぎるという読みかただ。

たしかに、住人が扉を設計している姿は想像しにくい。 草をむしり、討伐に出て、食べて寝る。作る側の暮らしには見えない。

この読みを、こちらは確かめられない

はっきり書いておく。このサイトは、ここを確かめられていない。

前にいたと言うには、前のものと、いまのものを分ける手がかりが要る。 古びて使われていない建物。朽ちた道。誰も入らない場所。 そういう回を、こちらは見つけていない。 未確定

出てくる建物は、たいていいま使われている。 旅館には泊まる。店は開いている。門は閉まったり開いたりする。

残されたものが出てこないなら、残した者がいたかどうかも問えない。 問いの手前で止まっている。

別の置きかた。作る場面が要らない作りなのかもしれない

この作品は、一回ぶんが短い。 その日に起きたことを描いて、次の日になる。

建てるのは、一日で終わらない。 何日もかかるものは、 この作りの中に入れにくい。 ファン考察

そう読むと、建物に始まりが無いのは世界の設定ではなく、 描きかたの都合ということになる。

この読みの弱いところ。 島へ行って帰るまでは八か月続いた。 長いものが描けないわけではない。 描けるのに建てないのだとすれば、やはり選ばれていることになる。

作った者がいないもの、が並ぶ

この記事の建物を、ほかのものと並べてみる。

級を決めた者がいない。禁止を出した者がいない。 報酬の値を付けた者がいない。店の名を掛けた者がいない。 建物を建てた者もいない。

五つとも、同じ形をしている。 仕組みや物はそこにあって、作った側だけが画面の外にいる。

ここまでそろうと、一つずつ別の理由で説明するほうが無理があると思う。 この作品は、作った側を描かないと決めている。 ファン考察 理由は語られない。

古びたものが無い

いちばん引っかかるのは、そこだった。

前にいた者たちの話をするには、古びたものが要る。 この世界には、それが見あたらない。建物は使われていて、道は通れる。

作った者もいないが、朽ちたものも無い。 始まりが無く、終わりも無い。あるのは、いま使われている状態だけになる。

その並びを見ていると、「前に誰かいたか」という問いより先に、 この世界に時間が積もっているのかどうかのほうが気になってくる。 そちらは、まだ形にできていない。

まだわかっていないこと

  • 建てた者がいるのかどうか 掘っていない
  • 古びた建物・使われていない場所が出る回があるか 掘っていない
  • 残されたものと、いま使われているものを分ける手がかり 掘っていない

一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。

この記事の方針

  • 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
  • ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
  • 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
  • まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
  • こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
  • 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
  • あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。