早い時期に名前が呼ばれて、説明がこない
第1160話まで読んで書いています
先に結論
本編が始まって一週間のところに、その回がある。
ピンクになって、腕が増えて、そこでその言葉が画面に出る。 確認済(第9話)
作品の側が名前を与えている、数少ないもののひとつになる。 店の名前も、級の決めかたも、報酬の額も出てこないこの作品で、 これには名前がある。
そして、名前があるだけで、説明がこない。
変わりかたが、回によって違う
並べると、そろっていない。
腕が増えて、色が変わる。 確認済(第9話)
灰色になった背中が、のびていく。 確認済(第77話) 指さしている者がそばにいる。
体の一部だけが変わる。 熱のあと、耳が青くとがり、手の先が黒くなる。 確認済(第814話)
どれも「変わる」だが、変わりかたが同じではない。
だから、問いが二つに割れる
ここが、この問いのいちばん根もとになる。
ひとつ。同じひとつの現象なのか。 一つの仕組みがあって、出かたが違うだけ、という読み。
ふたつ。似た見た目をまとめて呼んでいるだけなのか。 別々のことが起きていて、こちらが一つの言葉でくくっている、という読み。
後者だとすると、原因も一つとはかぎらない。 原因を一つに絞ろうとする読みは、そこで足もとがなくなる。
作中に、この二つを分ける場面は出てこない。
討伐の相手との関係が、出てこない
もうひとつ、大きな空きがある。
討伐の相手として札に書かれるものと、この語で呼ばれるものの関係が示されない。
倒す相手のことなのか。状態のことなのか。 状態なら、誰かが変わったものを倒していることになる。 相手の種類なら、変わることとは別の話になる。
擬態型という呼び名が出る回では、相手を見て言い当てる使われかたをしている。 確認済(第142話) 確認済(第952話) 種類として扱われているように見える。
いっぽう、第9話は変わった側の話になる。 確認済(第9話)
同じ棚なのかどうかが、作中で言われていない。
言葉のほうが、先に置かれている
そう並べると、この語の立ち位置が見えてくる。
言葉が先にあって、指すものの範囲が決まっていない。
これは、この作品で何度か起きている形でもある。 看板に書かれた言葉が、そのまま姿になって出てくる回があった。 確認済(第114話) 言葉とものの境が、はじめからゆるい。
ここでは、それがいちばん重い場面で起きている。
巷の扱いと、こちらの扱い
巷では、この語が一つの現象の名前として使われている。 ファン考察 原因を探す記事も、戻れるかを論じる記事も、 一つのものとして扱うところから始まっている。
その前提を、作品は与えていない。
こちらは、前提のほうを開けておく。 一つなのか、いくつもあるのか。そこが決まっていないと書いておく。
決まっていないと書くのは、逃げに見えるかもしれない。 ただ、一つだと決めてから原因を探すと、 いくつもあった場合に全部まちがえる。 順番を取り違えないようにしたい。
いま挙げられること
- その言葉が画面に出る回を、こちらは挙げられる(第9話) 確認済(第9話)
- 変わりかたは回によって違う
- 範囲も、討伐との関係も、作中で示されない
名前を与えておいて、中身を置いていく。 この作品がふだんやっていることが、いちばん知りたいところで起きている。
まだわかっていないこと
- 同じひとつの現象なのか、似た見た目をまとめて呼んでいるのか 掘っていない
- 討伐の相手と、この語で呼ばれるものの関係 掘っていない
- どこからそう呼ぶのか(範囲) 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。