ひきだし

鬼カレーとうまカレーは、同じ店なのか

第1199話まで読んで書いています

先に結論考察

鬼カレーは、うまカレーの品の呼び名

  • 島の回が、一年前の店のカレーを思い出す
  • 島では、その辛さを越えるものとして作る
  • どちらの時期にも、辛さで倒れる
  • 作品のほうが、前の回を覚えている

この記事で、まだわかっていないこと 3

うまカレーと鬼カレー。辛いカレーの出てくる回が、二つの時期に分かれている。

ひとつめは、2022年10月の店

うまカレーという看板の店に、三つが入る。 事実(第563話) こん立てには、カレー、の字と、赤い鬼の顔しかない。 鬼みたいッ、と言うと、「鬼」です、と返ってくる。

出てきたカレーを食べると、三つとも顔まで赤くなる。 事実(第564話) すっごく辛いんだッ、と言いながら、絶対残さず食べるぞッ、と食べきる。 事実(第565話) 店を出たところで、赤い顔の写真を見て、鬼みたい…、と言い、そのまま倒れる。 事実(第568話)

ふたつめは、2023年9月の島

島では、辛いカレーで歌声を封じる、という話になる。 事実(第744話) 辛さを増していく声が出て、そのあとこう続く。 事実(第745話)

まだあの「鬼カレー」には敵わないよ…!!

思い出すこまに、赤い鬼の顔と、赤くなった三つが描かれる。 家からありったけの辛いものが運ばれてくる。

大鍋のカレーを、ひとなめしたものが倒れる。 事実(第748話)

考察/ここまでで言えること

同じ店の話だ。鬼カレーは、うまカレーの店のカレーの呼び名になる。

島の回は、一年前に店で食べた辛さを思い出して、それを越える目安にしている。

倒れるところが、どちらにもある

店の回では、食べきったあとに三つが倒れる。 事実(第568話) 島の回では、ひとなめで倒れる。 事実(第748話)

辛さが、この世界では本当に体にこたえるものとして描かれている。 熱を出す回もある。 事実(第824話) それでも、口に入れたもので倒れるところまで描かれるのは、辛さのほうになる。

作品のほうが、覚えている

二つの時期は、単行本では別の巻に入る位置にある。 前の時期は第7巻あたり、あとの時期は第8巻あたりだ。

この世界は、ものを持ち越さないことが多い。 食べた器も、買った石も、次の回には出てこない。

それでも、辛さは持ち越された。 しかも、結んだのは読む側ではない。作中の言葉が、あの「鬼カレー」と前を指している。

考察/もう少し先まで読むと

この作品は、体にこたえたものを覚えている。

作中から前を指す言葉は、ほかにもある。 星に、この前のお星さまですか、と聞く回がある。 事実(第1183話)

巷では、同じ店として扱われる

辛いカレーを頼む一続きは、巷では鬼カレー編と呼ばれている。 巷の説 店の名のほうは、まとめの中で別に書かれる。 巷の説

合うところ。 店の名と、カレーの呼び名を分けている。画面でも、看板とこん立てで分かれている。 合わないところ。 島の回が鬼カレーを思い出していることは、巷のまとめでは店の話と並べられていない。

この読みの、弱いところ

二つの時期から、それぞれ三つか四つの回を引いている。

辛さが体にこたえる、と言うには、倒れる回を拾いきったことが要る。 店の回と島の回のあいだ(第569話から第743話)に辛いカレーが出るかは、3文でしか引いていない。

ここから先は推測

考察/いちばん先まで読むと

覚えられているのは、ものではなく、体に起きたことのほうだ。

店の器も、皿も、島には持ちこまれていない。 島で思い出されるのは、顔まで赤くなった三つの姿だ。

持ち越されるものを並べると、番号、歌、行けばある場所、星。 そこに、辛さで赤くなった体が入る。 どれも、持ち歩けるものではない。

まだわかっていないこと

  • 二つの時期につながりがあるか。前を指す言葉があるか

    絵を開いた 事実(第745話) 開いた。島でカレーを作る回で、まだあの「鬼カレー」には敵わないよ…!!、と言う。思い出すこまに、赤い鬼の顔と、赤くなった三つが描かれる。島の回が、一年前の店の回をはっきり指している

  • 呼び名が違うのは別のものだからか。うまカレーと鬼カレーで違う

    絵を開いた 事実(第563話) 絵の中の字を見た。第563話の看板は、うまカレー。中のこん立てに出ているのは、カレー、の一語と赤い鬼の顔だけで、鬼カレーのほうはどこにも書かれていない。鬼みたいッ、と言うと、「鬼」です、と返る。うまカレーは店の名で、鬼はその店のカレーの呼び名になる

  • 巻をまたいで同じものが出る形がほかにもあるか。持ち越されるものを集めれば、短い一覧ができる

    絵を開いた 事実(第1183話) 持ち越されるものを一つ確かめられた。看板の字だった三ツ星が、2020年の第115話と2026年の第1183話に出て、しかも作中で、この前のお星さまですか、と前を指す。六年をまたいで同じものが出る形は、これで一つ名指しできる

この記事の方針

  • 「事実」は、絵か公式の投稿で照合できたことだけ。確かめた話数を添えています。
  • ファンのあいだで語られているものは「巷の説」、このサイトの読みは「考察」と分けています。
  • 根拠の薄い読みは「ここから先は推測」の節に分けています。
  • あらすじの再構成と長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。

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