巻をまたいで同じものが出るなら、作品が覚えている
第1160話まで読んで書いています
先に結論
辛いものが出てくる回が、二つの時期に分かれている。
ひとつめ。2022年10月。 看板の出る店。 うつわの上のものを前に、赤くなった丸い顔。 確認済(第562話) そのあと、草の上に三つ倒れている。 確認済(第566話)
ふたつめ。2023年9月。 島での回。 四文字の名で呼ばれ、辛さを増す声があり、家から運ばれてくる。 確認済(第742話) ひとなめで倒れる回もある。 確認済(第744話) 木のさじにのせて、辛さの段の話をする回も続く。 確認済(第746話)
あいだが一年近く空いている。
同じものかどうかが、分からない
まず、分からないほうを書く。
呼び名が違う。 前の時期は看板の言葉で、あとの時期は四文字の名になる。 場所も違う。 店と、島。 作りかたも違う。 店で出されるものと、家から運ばれてくるもの。
それでも、辛いという一点でつながっているように見える。
倒れるところだけが、そろっている
そのうえで、二つの時期にそろっているものが一つある。
倒れる回が、どちらにもある。 確認済(第566話) 確認済(第744話)
草の上に三つ倒れる回と、ひとなめで倒れる回。
辛さが、この世界では本当に体にこたえるものとして描かれている。
これは、少しめずらしい。 この作品では、けがも、病も、あまり体に効かない。 熱を出す回はある。 確認済(第805話) それ以外で、はっきり体が参る回は多くない。
辛さは、体に効く数少ないものになっている。
単行本では、別の巻になる
ここから、この記事の本題になる。
二つの時期は、単行本では別の巻に入る位置にある。
前の時期は第7巻あたり、あとの時期は第8巻あたりになる。
巻をまたいで同じものが出てくるなら、作品が覚えているということになる。
これは、この作品では大きい。 この世界は、ものを持ち越さない。 食べた器も、買った石も、もらったものも、次の回には出てこない。
辛いものだけが、一年あいて戻ってきたのだとしたら、 それは持ち越されている数少ないものになる。
覚えていることを、示した場面は無い
そのうえで、いつもの空きがある。
覚えていることを示した場面が、まだ出ていない。 未確定
あのとき辛かった、という言葉も、 前にも食べた、という声も、こちらは指せない。
前の時期を指す言葉が、あとの時期に無い。
だから、作品が覚えているのか、こちらが結んだのかが分からない。
似た形は、ほかにもあった。 早い時期に一度出た姿が、三年後にまた出る。 確認済(第19話) あちらも、結んだのはこちらだった。
覚えているものを、探すという道
最後に、進める道を書いておく。
巻をまたいで同じものが出る形を、ほかにも探す。
見つかれば、この作品が何を覚えているかが並ぶ。 辛いもの。人魚の姿。杖。輪。
覚えられているものに共通点があれば、それは大きい。
この世界が持ち越さないものばかりなのは、もう何度も書いた。 持ち越されるもののほうを数えたことは、まだ無い。
そちらのほうが、たぶん短い一覧になる。 短いぶん、見やすいと思う。確認の待ち行列に出してある。
まだわかっていないこと
- 二つの時期に、つながりがあるのか 掘っていない
- 呼び名が違うのは、別のものだからなのか 掘っていない
- 巻をまたいで同じものが出る形が、ほかにもあるか 掘っていない
一つずつ、掘り進めていきます。埋まらないまま残るものもあります。
この記事の方針
- 「確認済」と書けるのは、公式アカウントの投稿で照合できたことだけです。確認した話数を必ず添えています。
- ファンのあいだで語られている説は「ファン考察」と明示し、事実と混ぜません。
- 作中で説明されていないことは「未確定」のまま置きます。埋めません。
- まとめサイトや考察ブログは、語られている説を知るために読んでいます。読んだ文章や表を写さず、自分の言葉で書き直しています。そこで見たことを「確認済」にはしません。
- こちらで確かめられなかったことは、確かめていないと書いて出します。「よく挙げられるが、こちらでは確かめていないこと」の節がそれです。
- 根拠の薄い読みを載せるときは、節を分けて「ここから飛躍する」と書きます。本文に混ぜません。
- あらすじの再構成や、セリフの長い引用はしていません。歌詞は一行も載せません。
読み終わらなくても、ここで置いていけます。90日たったら、トップで一度だけまた出します。