考察 / まだわかっていないこと
くり返し出てくる謝りは、何に対するものなのか
謝る場面が、何年にもわたって出てきます。渡しそこねたとき、迷惑をかけたとき、説明が足りなかったとき、空から下りてくるとき。
謝る理由が、そのつど小さい。 大きな取り返しのつかないことで謝る回は、あまり出てきません。小さなことで、ていねいに謝ります。
いっぽう、大きなことが起きた回では、誰も謝りません。 危ない目にあわせた側も、巻きこんだ側も、そのまま進みます。
問いはこう置けます。謝ることと、責めを負うことが、この世界では別のものなのか。 別だとすれば、謝りは償いではなく、気まずさをほどくための言葉ということになります。ほどいたあとが描かれないこととも、つながります。
この問いが立つ回
短い言葉で見つけただけの回
- 第1169話 茶碗を買う回。謝る場面は出てこない
各話の下に置いている短い言葉を引いて見つけた回です。 1話に三つしか書いていないので、この問いについて絵で確かめたことにはなりません。 上の「この問いが立つ回」とは分けて置いています。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。