考察 / まだわかっていないこと
持ち帰る石は、本当に土産として扱われているのか
石を持ち帰る一続きがあります。きれいだと言い、工房で選び、机にのせ、床に散らばり、じろじろ見られます。買ったものとして出てきます。
渡すところが、はっきり描かれません。 土産は、ふつう誰かに渡すためのものです。ここでは、持ち帰ったあとの行き先が見えません。
それどころか、札の言葉と一緒に出てくる回があり、決まりに関わるもののようにも読めます。
問いはこう置けます。石は、渡すものなのか、持っているものなのか。 持っているものなら、土産という言いかたが合っていません。この世界では、手に入れることと渡すことが、いつも続いているわけではありません。 手に入れたところで終わる回が、いくつもあります。
この問いが立つ回
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。