考察 / まだわかっていないこと
住人は、字や仕事をどこで身につけているのか
この世界の住人は、字が読めます。看板を読み、札を読み、本を読み、答案に書きます。試験も受けます。読み書きが要る世界です。
教わる場所が出てきません。 学ぶための建物も、教える役の者も、出てきません。出てくるのは、ひとつきりで本を開いている場面のほうです。机に向かい、夜まで続ける。
教え合う場面ならあります。特訓に付き合う回、呼び方を相談する回。どれも、その場の間柄で起きていることです。
そこで問いが立ちます。身につける道が、ひとつきりで覚えることしか無い世界なのか。 もしそうなら、受からない者が受からないままになる理由にもつながります。いっぽう、描かれていないだけという読みも消せません。
この問いが立つ回
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。