考察 / まだわかっていないこと
どこからが店で、どこからが住まいになるのか
店の形は、回によって違います。のぼりを立てるもの、棚が並ぶもの、岩のすきまにあるもの。同じ者の店が、毎回ちがう形で出てきます。
住まいと分かれているのかも、はっきりしません。 店と同じ場所で過ごしているように見える回があります。家に店の名と同じ字を付けた言いかたも出てきます。
住まいのほうも形がばらばらです。扉のある家、岩のあいだの入口、丸い明かりの家。建物の作りでは分けられません。
問いはこう置けます。分ける線は何なのか。 売っているかどうかで分けるなら、売っていない日はどうなるのか。 店を閉める場面も、開ける場面も、書きとめにはほとんどありません。
店が閉まっていて帰る回はあります。閉まることはあるのに、閉める者が描かれない。 ここも、決める者の見えなさと同じ形をしています。
この問いが立つ回
短い言葉で見つけただけの回
各話の下に置いている短い言葉を引いて見つけた回です。 1話に三つしか書いていないので、この問いについて絵で確かめたことにはなりません。 上の「この問いが立つ回」とは分けて置いています。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。