考察 / まだわかっていないこと
三ツ星と書かれた店は、どういう場所だったのか
板に三ツ星と書かれていて、品書きが立てかけてあり、扉の向こうで音がします。次の回では、椅子にすわる黄色い星が出てきて、これが三ツ星だという声があります。看板の言葉が、そのまま出てきた形です。
それが何を表しているのかは分かりません。 店の格なのか、品の名前なのか、そこにいる者のことなのか。星が椅子にすわっているので、言葉と、もののあいだの境がずれています。
この作品では、こういうずれが何度か起きます。看板の言葉が、そのまま姿になって出てくる。書かれているものと、そこにいるものが同じになる。
問いはこう置けます。この世界では、言葉が先にあって、ものがあとから来るのか。 そうだとすると、名前の付いていないものは、まだ現れていないことになります。そこまで言えるかどうかは、別の回を並べてみないと決まりません。
この問いが立つ回
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。