考察 / まだわかっていないこと
うなり声や泣き声は、言葉のうちに入るのか
声は出ています。くりかえし、重なり、叫び、うなり。量でいえば、この世界はにぎやかです。
分かれているのは、それを言葉と数えるかどうかです。まわりの者は通じたように動きます。 通じているなら、役目のうえでは言葉と変わりません。
いっぽう、文で話す者と並ぶと、違いがはっきり見えます。同じこまの中で、片方は文、片方は一音。 並べて描かれている以上、作品は違いを見せたいのだとも読めます。
問いはこう置けます。言葉とは、意味が伝わることなのか、文の形をしていることなのか。 前者なら、この世界のほとんどの声が言葉です。後者なら、話せる者はごく少ない。どちらを取るかで、この世界の見えかたが変わります。
この問いが立つ回
触れているが、絵で確かめていない回
3文(各話の下に置いている短い言葉)を引いて見つけた回です。 絵を開いて確かめてはいないので、確かめた回とは分けて置いています。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。