考察 / まだわかっていないこと
寝つけずにいる夜が描かれないのは、なぜなのか
眠る場面は多くあります。ふとんが並び、おやすみの言葉があり、もぐりこむ背中がある。寝つけずにいる回が、ほとんどありません。
心配ごとはあります。受からないこと、明日のこと、危ないもの。それでも、夜になると眠ります。
目覚ましの出てくる回はいくつもあります。起きるほうは、たびたび描かれます。寝つくところと、起きるところで、扱いが違います。
問いはこう置けます。この世界では、眠ることが確かなものとして置かれているのか。 そうだとすれば、悪い夢の回の重さが変わります。寝つけないのではなく、眠ったあとに来る。 逃げ場が、眠りの側ではなく起きている側にあることになります。
熱を出してふとんにもぐる回はあります。具合の悪さでは眠りが乱れるのに、心配ごとでは乱れない。 その差も描かれていません。
触れているが、絵で確かめていない回
3文(各話の下に置いている短い言葉)を引いて見つけた回です。 絵を開いて確かめてはいないので、確かめた回とは分けて置いています。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。