考察 / まだわかっていないこと
親や家族にあたる者が出てこないのは、なぜなのか
この作品には、家族らしき関わりが出てきません。親も、きょうだいも、育てた者も。ただし、それをこちらは確かめきれていません。 一度は各話に付けた言葉を引いて数えましたが、あの言葉はこちらが書いたもので、各話に三つしかありません。書いていないことは、その回に無いことを意味しません。いま言えるのは、家族らしき回を一つも挙げられないということだけです。
代わりにあるのは、友だちという関わりです。そちらは何度も言葉にされます。 友だちだと伝える回、そう呼ばれて驚く回。
そこで問いが二つに分かれます。ひとつはこの世界に家族という形が無いのか。もうひとつは、あるけれど描かれないのかです。前者なら、住人がどこから来るのかという問いにつながります。後者なら、描かないことが選ばれていることになります。
どちらであれ、友だちが関わりの中心に置かれていることは、この作品の形そのものです。 そこを説明する場面も、やはりありません。
本編に根拠の回がありません
家族らしき関わりが描かれた回を、こちらは一つも挙げられません。ただし、それは無いという意味ではありません。1160話の絵を「家族がいるか」という目で見直してはいないためです。挙げられないという事実だけを、ここに置いておきます。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。